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うまい棒めんたい味の如く映画を語る うまい棒めんたい味の如く映画を語る アクション

うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第六十八回映画レビュー「バニシング in 60」

バニシング IN 60バニシング IN 60
(2007/06/22)
H・B・ハリッキー、マリオン・ブシア 他

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【あらすじ】

自動車窃盗団のリーダー、ペース。彼が狙った獲物はわずか一分以内に
姿を消してしまう。ある日、40万ドルと引き換えに高級車52台を用意するといった
契約を交わしたペースら窃盗団は街中の高級車を手当たり次第に盗み出していく。
そして目標はいよいよ、黄色のマスタング一台だけとなった。
しかし、日頃から恨みを持つ仲間の密告によってペースは警官の待ち伏せを受けてしまう。
必死で追跡から逃れようとマスタングを走らせるペース。
かくして、ニューヨークの街を大混乱に陥れる壮絶なカーチェイスが幕を開けた。






この映画の何がすごいのかと言いますと、そのカーアクションの長さにつきます。
なんと、一つのカーアクションシーンが40分!
この映画の上映時間が大体99分ですから、お話の尺の約半分が
カーアクションに費やされているということになります。
しかも、いくつかのアクションシーンの合計時間が40分ということじゃなくて、
あくまでも一回のカーチェイスが40分!
今のハリウッド映画でもこんな映画はそうそう撮れないと思いますよ。





で、前半はプロの車泥棒である主人公と仲間達が巧妙な手さばきで
高級車を次々とかっぱらっていくといった感じで、これもなかなか面白いです。

ニセのセレブを名乗ってハイヤーをホテルの前に呼んで、それを盗んじゃったり
途中で警官に嗅ぎ付かれそうになったり、ひねりがあります。





でもやっぱり最大の見所は後半のカーチェイス
とにかくすごいんですよ、これが。



何十台と追いかけてくるパトカーに対して、主人公には何の助けもありません。
でも、主人公は天才的なドライバー
卓越した運転センスで街の無関係な人々を巻き込みながら上手い事ピンチを切り抜けていくんですよ。




当たり前ですが、使用される車は全て本物
本物の車がもう何十台と登場しては気持ちよいぐらいに破壊されます。
勿論パトカーなんかは真っ先にジャンク

もうそこ等じゅうには車の残骸だらけ、主人公の乗るマスタングも
ボロボロになって行きます。最後の方なんかいつ爆発してもおかしくないぐらい





更にはこの主人公がハリウッドの大作映画に出てくるような
アマちゃん主人公じゃなくて、人の迷惑なんて全然考えてないから
そこら中でケガ人続出、いや、死者も出てます、間違いなく。
迷惑なんてもんじゃありません。捕まったら死刑か終身刑確実です。
それぐらいの大暴れを40分もやっちゃうんだから、すごくないわけがありません。





「最近のアクション映画はCGばっかりでつまらねえ」って思ってる方
是非ご覧下さい。





今回のまとめ
やっぱりCGより実写







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第六十六回映画レビュー「SAMURAI」

SAMURAISAMURAI
(2004/06/04)
倉田保昭、シリル・ムラーリ 他

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【あらすじ】
戦国時代、呪われた儀式によって不死身の戦士コデニが誕生した。
それから500年後の現代。彼は大組織のボスとなって世界を掌握していたが、
かつてコデニを生み出した藤原家の子孫である藤原警部によって射殺される。

しかし、コデニの魂はフランスに住む警部の娘アケミの胎内に乗り移り、
再び転生することを企む。それを先祖のお告げによって知った藤原警部は
すぐさまフランスへと向かうが・・・。






「和製ドラゴン」こと倉田保昭主演のアクション映画。




ちなみにフランス映画です。




ハリウッド映画界では日本人に対する知識がまだまだ不足しているらしく
酷い時には魚を丸ごと生で食うといった
日本人もびっくりのトンデモ日本が登場しがちです。

その点フランス人はよく分かっているらしく
日本ロケを行って撮影をしたと思われるシーンもあり、
ちゃんと「日本っぽい日本」になってはいるんですが、やっぱり変なところがちょっとだけ・・・
いや、かなりあります。

なぜか戦国時代の武士が忠誠心とか書かれたハチマキしてたり
(しかも皆五分刈り)

長寿とデカデカ書かれたマッチにアニメキャラっぽい絵が描かれていたり
(どういった店で貰えるんでしょうか)



他にも突っ込めばキリのないおかしな日本がたくさんあるんですけど、
まあそういうのも
「俺たちは日本っぽいデザインがカッコいいと思って
ワザとこういう風にしてるんだ、そこんとこ頼むよ!」

という製作者の熱意が感じられて、少なくとも
某007と吸血鬼ハンターが共演していたトンデモ日本映画に比べると
よっぽど好感が持てます。




そんな細かいことはどうでもいいとして、この映画の見所について




やっぱり倉田保昭さんのアクションが最高!



この人これに出演してた時点でもう60超えてるはずなんですが
動きを見てるととてもそうだとは思えません。
キレ味抜群、スピード感満点のアクションを見せてくれますよ。

脇役の人達のアクションもなかなかのもので、アクションシーン自体も結構多いですから、
ただ単にアクション目当てで見ても充分楽しめると思います。





でも、この映画の隠された見所は、トンデモなストーリー



簡単に言うと、悪の大魔王のコデニさんを倒そうって話なんですけど
もうそのコデニが登場するシーンがまずおかしい。

オーピニング、女性のお腹からポトッと赤ちゃんが出てきたと思ったら
瞬時に巨大化、大人サイズになります。

ちなみに外見は「エルム街の悪夢」のフレディをマッチョにして色白にした感じです。
しかもなぜかマワシを締めています。
日本魂溢れるコデニさんです。



それから500年後、不死身とのたまってた割には
年でパワーがどうとか言ってあっさり射殺されてしまいましたが
一体その500年の間、コデニさんは何をしていたのでしょうか。




答え
秘密結社を作ってノンビリしてました。
500年とコデニさんのパワーがあれば世界征服ぐらい簡単そうに思えるのですが
やはりそう簡単にはいかないようです、現実は厳しいですね。

ちなみに資金源はゲームソフトの販売です。
扱うジャンルは○拳風味の3D格闘ゲームです。

しかもこのゲーム、驚くべきことに
コデニさん本人が使用キャラとして登場しています。(もちろんマワシ付き)
相手から攻撃を受けても全くひるみません、鬼性能です。

しかし、戦国時代から生きているおじいちゃんでありながら
TVゲームなどという若者向けのものに目を付けるとは
コデニさんはかなりユニークな方のようです。




そんなユニークでユーモアセンスたっぷりのコデニさんが
倉田さん扮する藤原警部の娘アケミの胎内でやんややんややって
更にはコデニさんの秘密結社から送られてきたエリート暗殺部隊の
中年制服軍団(皆学ラン着てる)の面々も加わって、
凄まじいアクションを交えながら物語は進んでいきます。



そしてクライマックス、
藤原警部がピンチに陥ったり、中年制服軍団のボスが
映画史上稀に見るあっけない最後を遂げたりしながら
とうとうコデニさんとの対決になるんですが・・・・





この展開には思わず爆笑してしまいました。

いや、失笑と言った方が良いかもしれません。





この展開は正直言って予想がつきませんでした。
この映画、一応シリアスな雰囲気なんですけど、もう何か・・・・ああ、もう何も言えません。
思い出すだけでも力が抜けてしまいます。



このブログでは基本的にネタバレはしない方針なのですが、
どうしても気になる方のために、ヒントを二つご用意しました。

まあこのヒントを見てオチの内容が分かる人は少ないでしょうけど
一応肝心の部分は伏せておきますので、各自のご判断でどうぞ。




ヒント1:一応、これまでの話の中にしっかりと伏線が張られています。ゲームソフトが伏線です。

ヒント2:実は、全く同じとはいかないまでも、似たような展開の映画が昔ありました。
     ジャッキー・チェン主演の「シティ・ハンター」です。





全体的にとんでもなくオバカなアクション映画なのですが、
倉田保昭さんのファンであれば、見ても決して損はしない作品だと思います。


あ、そうそう。
タイトルは「SAMURAI」となっておりますが、
登場人物のほとんどというか、ほぼ全てがカンフー使いでした。





ストーリー ★
スリル   ★★
オバカ   ★★★★★
グロ    ★
クライマックスの腰砕け度 ★★★★★




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第六十回映画レビュー「ランボー」

ランボー ランボー
シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ 他 (1999/09/30)
パイオニアLDC
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【あらすじ】
ベトナム戦争時代の戦友に会うため、田舎町へとやってきたランボー。
しかし戦友は戦争の後遺症で病死。休息を取る為近くの町へと赴くが
よそ者を執拗に嫌う警察署長ティーズルによって拘束され、
理不尽な暴力を加えられる。これに怒りを爆発させたランボーは
俊敏な動きで警官を殴り倒して脱走。ふもとの森林に身を隠す。

警官達は後を追うが、ランボーの人間離れした攻撃によってたやすく撃退され
副所長のガルトを失ってしまう。

やがて騒ぎは大きくなり、州警察200人までもが動員される非常事態となった。
そこに現れたランボーの元上司トラウトマンによって、
ランボーが過酷な訓練によって生み出された殺しのスペシャリストであることが判明する・・・。







いよいよ四作目「Rambo」がアメリカを含む10カ国以上の国で公開されました。





評論家からはいつもどおりの観なくても書けるような文章で執拗な批判を浴びていますが、
ファンの間ではかなりの高評価。
原作者のデヴィッド・マレル氏も大絶賛しているようです。




さらに舞台となったビルマでは、軍事政権反対派の間で強い人気を誇り
デモ犠牲者追悼の上映会が開かれるほどだとか
(この記事を書いたのは2月8日です。内容にズレがあってもご容赦下さい)




そんな最新作の盛り上がりに合わせて、
記念すべき第一作のレビューをしてみました。





「ランボー」シリーズはよく荒唐無稽だとか言われますが
少なくとも1はそれほど無茶苦茶な話ではありません。

ランボーは確かに無茶苦茶強いですが、その強さの描き方が割と現実的で
2以降と比べると別の作品とも感じられます。
おそらく2以降のノリであれば、警察署長どころか田舎町なんかたやすく吹き飛んでいたでしょう。





個人的に気に入っているのは、敵役の心理もしっかりと描かれているところ。

例えば、強硬的なまでに町を守ることに固持するあまり
ランボーをゴミ扱いするティーズル署長。

普通のアクション映画であれば、救いようのない単純な悪役として
描かれても当然の人物なのですが、本作では彼にもしっかりと
人間的なシーンを用意しています。
バーでのトラウトマン大佐との会話などがそれです。
このシーンだけを観ると、ティーズルが善人に見えてくるのではないでしょうか。

それ以外の脇役的な立場の人間の描き方も良いです。

ランボーの襲撃に怯えて戦意を喪失する警官達、
ロケット砲でランボーを仕留めたと勘違いし、記念写真を撮って浮かれている州警察の部隊など
強い主人公に立ち向かう立場の人間の心理を丁寧に表しています。




そして、物語の主役であるランボーの悲哀。

序盤から中盤にかけては、ランボーの台詞は少なめです。
ティーズル署長はトラウトマン大佐の方が圧倒的に台詞が多いんです。

しかし終盤、追い詰められたランボーはトラウトマン大佐の前で
自分の心情を咽び泣きながら吐露します。



ベトナム帰還兵が置かれた悲惨な状況を有りのまま述べた
そのメッセージは、スタローンの演技も相まって
非常に強いものとなっております。
アクション映画史に残る名シーンと言っても良いでしょう。





第二作目、三作目のイメージと比較して
地味な印象の強い作品でありますが、
個人的にはその地味さが持つリアルさが大変好きです。(2,3も好きですが)



70〜80年代のアクション映画を代表する一本と言っても過言ではないでしょう。




新作の日本公開が迫りつつある今日この頃
未見の方には是非観ていただきたいです。





ストーリー ★★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★
グロ    ★★







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第五十七回映画レビュー「バットマン ビギンズ」

バットマン ビギンズ バットマン ビギンズ
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他 (2006/07/21)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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【あらすじ】
ゴッサムシティの大富豪である両親を
いきずりの強盗チルに殺されたブルース・ウェインは
チルへの復讐に燃えるが、チルは彼の目の前でゴッサムシティを牛耳る
悪の権力者ファルコーニの放った刺客によって殺されてしまう。

小さな悪を無くすためには、より大きな悪と戦わなければならない。
その想いを胸にブルースはヒマラヤに本拠地を構える影の組織の試練を受け
見事合格するが、多大な犠牲を払う事を前提とする彼らのやり方に賛同せず
ヒマラヤを脱出し、ゴッサムシティへと帰還。

悪人の心に恐怖心を植えつけるため、彼は自分が最も恐れているもの
コウモリをシンボルとした戦士、バットマンとなり、ゴッサムシティに蔓延る
悪に立ち向かう。




「メメント」のクリストファー・ノーラン監督による
新たなるバットマンシリーズの第一作目となる作品です。



「なぜブルースウェインは悪を憎み、コウモリ男バットマンとなって
戦うことになったか。」
といった、まさにバットマンの起源についてじっくりと語られております。





この作品の特徴は、リアリティ溢れる世界観。

元々バットマンは数あるアメリカンヒーローの中でも
ダークでシリアスな世界観を持っていたのですが、
本作ではそのダークな部分を継承しながらも
そのダークさがより現実感溢れるものになるよう
様々な改変が加えられています。



新たに生まれ変わったバットモービルなどもその一部です。
装甲車のようなパワー溢れる新バットモービルによる
警官隊との激しいカーチェイスはなかなかのもの



ティム・バートン版では
「本当に人が住んでるのか!?」と思ってしまうようほどオブジェっぽさが漂っていたゴッサムシティも
ニューヨークの暗黒部分を強調した、もしかしたら現実にありそうな感じの
怪しい街といった感じになっています。
(神経ガスを撒き散らされたゴッサムシティの全貌は
バートン版のそれとよく似ているんですけどね)


中でも面白いのは、バットマンスーツを手作りするシーン
「スパイダーマン」が公開された際は、「あのスーツはどこで作ったんだ」という疑問が
そこかしこに言われましたが、こういったシーンを入れておけば
そう言われることもありませんでしたね。


スーツの部品を細かく分け、それぞれを別の国に
一万個ずつ大量発注することによって秘密が露見しないようにする。

というアイデアには脱帽してしまいました。さすがはお金持ちです。




そして、もう一つの見所が豪華キャストの共演

新たなるブルース・ウェインにクリスチャン・ベール
寡黙ながらも熱い演技が光る執事のアルフレッドにマイケル・ケイン
クールな科学者フォックスにモーガン・フリーマン
意地悪な経営者のアールにルトガー・ハウアー
ゴッサムシティの実力者ファルコーニにトム・ウィルキンソン
イカれた精神科医クレイン(スケアクロウ)にキリアン・マーフィー
意外と頼れるゴードン警部補にゲイリー・オールドマン(←ビックリ!)


などなど、様々な名優が登場しております。








・・・へ?




渡辺謙はどうしたかって?






ああ、なんか公開当時は色々と騒がれてましたね
「渡辺謙、ハリウッドで悪役に挑戦!」とか言ってね。

日本のメディアって、日本人が海外に行きさえすれば
それがどんな内容であってもとりあえずは大騒ぎするんですよね。






ええ、出てますよ、アクションもしますよ、カッコいいですよ。




でも出番は十分もないです。
いわゆるチョイ役です。



しかも、これは物語後半になって分かるんですけど、
実はかなり情けない役だったりします。




これでハリウッドで大活躍!だなんて
騒ぎ立てられた謙さんも、内心複雑な心境だったのではないでしょうか




まだキアヌ・リーブスと共演した映画が大コケした
ビートたけしの方がマシってもんですよ、ええ。






渡辺謙を期待して観るのは絶対オススメしません
ヒーローモノ、特にダークヒーローが大好きだという方であれば
満足の行く出来であると思います。



ちょっと気になったのは、クリスチャン・ベールのアクションが
ややもっさりしてるということと、最後に登場する黒幕がパッとしないことぐらいでしょうか。




ストーリー ★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★
グロ    ★
渡辺謙のチョイ役っぷり  ★★★★★





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追記



現在編集中の続編、「ダークナイト」のジョーカー役として
出演する予定であったヒース・レジャー氏が
1月23日に逝去されました。

氏は「ブローバック・マウンテン」や「ロック・ユー」などで
素晴らしい演技を披露し、「ダークナイト」の予告で見せた
狂気溢れるジョーカーも、ファンの期待を高めるのに相応しい怪演でした。
謹んで、哀悼の意を表明します。

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第四十五回映画レビュー「ロッキー・ザ・ファイナル」

ロッキー・ザ・ファイナル (特別編) ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)
シルベスター・スタローン (2007/10/05)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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【あらすじ】
かつて泥沼からボクシングの世界チャンピオンに輝き
その後も多くの名勝負を戦い抜いてきた男、ロッキー・バルボア。

引退後、彼は愛する妻エイドリアンと共にレストラン「エイドリアンズ」を経営していたが
エイドリアンは病によって先立ってしまい、息子のロバートも何かにつけて父親と
比べられることに嫌気が差し、ロッキーと距離を置くようになっていた。

もう昔のような貧乏生活ではなかったが、常に自分を支えてくれていたエイドリアンの死
によるショックは大きく、ロッキーは喪失感に付きまとわれていた。

ある日、昔の選手のデーターを分析してコンピューター上で戦わせるという
TV番組の企画を観たロッキーは、再びリングに立つ事でこの気持ちを吹き飛ばすことが
できるのではないかと考え始める。

地元での小さな試合での復帰を望むロッキーであったが、
現世界チャンピオンのメイソン・ディクソンのプロモーターからディクソンとの
エキシビジョンマッチを打診される。

家出少女だったマリーや親友ポーリーの励ましによって
ロッキーはディクソンとの一戦を決意
かつての自分が持っていた魂を取り戻すため、
ロッキーは全力を以って最後のバトルに挑む・・・・。






えー、ものすごくあらすじが長くなってしまいました、すいません。
文章下手な僕にはどうしてもこの映画のストーリーを簡単に
紹介するといったことはできませんでした。





それはさておき、皆さんは「ロッキー」の新作が作られると聞いた時
どう思いました?

僕なんかはその記事をネットで見て
「ああ、またラジー賞獲っちゃうのか・・・・、もうやめてくれよ。」
なんてくらーい気持ちになっちゃいましたね。
皆さんも似たようなことを考えてたのでは?




そんな失敗ムードが満々だった映画。
ところが、開けてびっくり
シリーズ最後を締め括るのにふさわしい出来でありました。


本当に感動しましたよこれは!







そもそも、『ロッキー』というのは、一人のボクサーの生き様を描いたドラマ
娯楽路線に転換したこともありましたが、それでもロッキーは自分の道を貫いてきました。

そこまで自分を貫くことできたのも、愛する妻エイドリアンの支えおかげ、
彼女も『ロッキー』シリーズの主人公の一人であるといえるでしょう。





ところが、そのエイドリアンが病死。
これは生きている以上避けられない事です。

今まで自分を影から支え続けてくれたエイドリアンを失ったことで
ロッキーの心にぽっかりと穴ができてしまいました。

この心の虚しさはどうすれば埋まるのか
その答えとして、ロッキーは「自分が唯一できることを行う」ことを選びました。
それは実に彼らしい答えでした。






そう、ボクシングです。

いつしかロッキーは言った事があります。
「俺にはボクシングしか出来ないんだ」

今回のロッキーは、自分の魂(スピリット)を取り戻すために戦うのです。
そこには金も名誉も絡む余地が全くありません。



確かにボクシングをするだけなら、地元の選手と小さな試合を行うだけでも
いいかもしれません。
なぜ世界チャンピオンとのエキシビジョンマッチを承諾したのでしょうか。

おそらく、本当の意味で全力を出せる相手と戦えば
より確実に昔の自分を取り戻せると考えたのでしょう。

ロッキーの生みの親であり、また自身もロッキーである
シルベスター・スタローンだからこそ、
このストーリーを組み立てるができたのではないかと思います。




この他にも、なつかしの人物との出会いだとか、
対戦相手となるメイソン・ディクソンの葛藤など
ドラマをしっかりと描きながらも、シリーズお約束の特訓シーンもあります。
生卵を飲んだり、生肉を叩いたりします。

特に素晴らしいのがフィラデルフィア美術館の階段を駆け上がるシーン
これも1からのお約束みたいなもんなんですが、
今回はあたり一面に雪が降っていて、画面も青みがかかった感じになってるんです。
それがどことなくシリーズ最後といった感じを引き出していて、
ものすごくいい絵になってるんですよ。




そして、世界チャンピオンのメイソン・ディクソンとの試合。
これがまたすごい!
シリーズでも1,2を争う出来なのではないでしょうか


相変わらずロッキーのボクシングスタイルは変なんですけど、
対戦相手のディクソンを演じているのはなんと本物の世界チャンピオン。
すばやいパンチをビシビシ繰り出してきます。

それが「動きの遅い老年ボクサーと、素早い若きチャンピオン」
といった構図にぴったりはまってるんですよ。

更に二人とも本気で殴り合っているらしく

(チャンピオンはちょっぴり力を抜いている風にみえるんですけど、
スタローンは明らかに本気でやってます。)



もう血や汗が飛びまくります。
顔にパンチを叩きこまれたロッキーが
一瞬白眼剥き出しのものすごい顔
なったりするところを見ると、撮影中に失神した
というのもまんざら嘘ではないでしょう。

特に気に入ったのは終盤、ビル・コンティの「conquest」が流れる中で、
ロッキーの一撃と共に次々と過去の映像がフラッシュバックされていく所。
ものすごく熱いですよ、このシーンは!




後、試合が始まる前に実況の人がいい事言うんですよ。
「僕があのロッキーの試合を実況できるなんて!」(間違ってたらごめんなさい)



僕もまさかロッキーの新作を映画館で観られるなんて思いませんでした。







久しぶりに「良いアメリカ的なアメリカ映画」を観たような気がします。

後は「ランボー4」が失敗しないことを祈るばかりです。
(なにやら「ランボー5」を制作しているという噂も・・・)





ストーリー ★★★★★
スリル   ★★★
オバカ   
グロ    ★
熱さ    ★★★★★★★★★★




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