![]() | デリカテッセン <デジタルニューマスター版> ドミニク・ピノン、ジャン=クロード・ドレフュス 他 (2002/08/29) 東北新社 この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
核戦争で荒廃し、食料危機が蔓延する世界。
ボロアパートの一階に店を構える肉屋の主人は
身寄りのない人間を雑用係として雇い、
機会を見計らって殺害し、その肉を売り飛ばしていた。
ある日、元ピエロの青年ルイゾンが肉屋に雇われる。
ジュリーは心優しいルイゾンに恋心を持つようになり
彼をなんとかして救おうとする。
そして、彼女は地下に住む「地底人」と呼ばれる菜食主義者のグループに
協力を依頼して・・・・。
「アメリ」のジャン・ピエール・ジュネ監督の長編デビュー作。
「身寄りのない人間の肉を売りさばく肉屋」という
おおまかな設定を聞くと、どうしても血まみれグチャグチャの
血みどろスプラッターな感じの映画かと思ってしまいますよね。
僕も観るまではそう思ってました。
ところがどっこい、この映画はあんまりそういった血みどろなシーンはありません。
(一部気持ち悪いシーンはありますが)
それどころか、すっごくオシャレな感じなんです。
温かみ溢れる気品たっぷりな雰囲気が全体を包み込んでいます。
それはまるでフランスのラブロマンス映画のよう・・・・
何の予備知識もない人が途中からこの作品を観ても
ホラーだとは思わないのではないでしょうか。
でもそんないい雰囲気なのに、人肉食べちゃいます。
口数を減らすためとして、同じアパートに住んでるよぼよぼのおばあちゃんも
裁かれちゃって(裁くシーンはないんですけど)
平気で家族に手渡されたりします。
家族は「おばあちゃ〜ん」とか言って肉を抱えて泣きます。
変です。
なんだかこの映画の登場人物はそのオシャレな雰囲気に似合わず
皆変です。
まともなのは主人公カップルぐらい。
部屋でカタツムリを養殖しているジジイや
ピタゴラスイッチばりの装置を作って自殺を試みようと努力しているおばさんとか、もう変人ばっかりです。
後半は「ルイゾン救出計画」のためにアパートに侵入した菜食主義者グループと
アパートの住人の壮絶(?)な対決となります。
ちょっとイカれ気味な菜食主義者グループと個性派揃いの住人達、
そして主人公達のやりとりはやっぱり変です。
妙に温かみのある映像がますます変さを際立たせます。
綺麗な映像と、それとは対照的なユーモア溢れる登場人物達
かなかの佳作です。
ビデオだと画面が暗すぎていまいち何をやっているのか分からないので、
DVDで観た方が良いと思うのですが、どうやらプレミアがついてる模様
バージョン違いもあるんですけど、そっちは字幕が酷いとの評判
残念です。
ストーリー ★★★★
スリル ★★★
オバカ ★★★★
グロ ★★
映像とキャラクターのギャップ ★★★★
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