SEO対策
うまい棒めんたい味の如く映画を語る うまい棒めんたい味の如く映画を語る 第四十六回(新春)映画レビュー「テキサス・チェーンソー・ビギニング」

うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第四十六回(新春)映画レビュー「テキサス・チェーンソー・ビギニング」

テキサス・チェーンソー・ビギニング アンレイテッド・コレクターズ・エディション (初回限定生産) テキサス・チェーンソー・ビギニング アンレイテッド・コレクターズ・エディション (初回限定生産)
ジョルダーナ・ブリュースター、マット・ボーマー 他 (2007/03/23)
角川エンタテインメント
この商品の詳細を見る




【あらすじ】
それは一人の殺人鬼が”誕生”した時の話。
1939年、テキサスの精肉工場で産み落とされ、すぐさまゴミ捨て場に捨てられた子供は
ルダ・メイ・ヒューイットに拾われ、トーマスと名づけられた。
顔面異常症であったトーマスはまともな職にありつけず、精肉工場で働くこととなる。
そして1969年、過疎によって工場が閉鎖されようとしていた時、
居場所が無くなることに対する怒りから工場長をハンマーで撲殺する。
土地に異常なまでの執着心を持つヒューイット一家は飢えをしのぐため、
また自分達の暮らしを台無しにした大都会の
人々への復讐の意味も含めて、テキサスを訪れた人間たちの肉を食らうことを決意する。

一方、エリックとディーンの兄弟は恋人のクリッシーとベイリーを連れて
ベトナムへ行く前の最後の旅行として、テキサス横断の旅をしている最中であった。
ディーンはベトナムへ行く事を嫌いメキシコへと亡命しようとしていた。
そのことを聞いて怒りをあらわにするエリック
しかし、乱暴なバイカーによって車が横転させられてしまう。
偶々車外に投げ出されたクリッシーが観たものは、エリック達三人を拉致して
立ち去っていくヒューイット一家の長、ホイトの姿だった。







どうも、明けましておめでとうございます。
新年ということでいつも行ってるスポーツクラブやらなんやらが軒並み休みなため
家でだらだらと「チャップリン特集」でも観ながらこのレビューを書いて
それをしながらさらにネットサーフィンをしております。


一月に公開される映画で期待しているのは、五日の「ヒルズハブアイズ」と
19日の「28週後...」と「Mrビーン カンヌで大迷惑」


で、その28週後の予告なんですけど
最初にダニー・ボイル監督(今回は制作総指揮)からのメッセージがありまして
「アリガト」というたどたどしくも有難いお言葉が頂けます。
「トランスフォーマー」のスピルバーグ&マイケルといい、
「ジャンパー」のヘイデン・クリステンセンといい、
最近は予告編の最初にスタッフやらキャストやらが出てきて挨拶をするのが流行りのようです。

しかし、超大作ならともかく、ゾンビ系映画(ゾンビ映画ではない)で
それをやっちゃうダニー・ボイル監督にはある種の漢気を感じますね。

「トレインスポッティング」なんかを知らない人が映画館とかでこの予告を観たら
ダニー・ボイル=ゾンビ映画ばっかり撮ってる奴という
ちょっぴり間違った認識をもたれてしまうのではないかと勝手にヒヤヒヤしております。


その予告、かなり格好良いし、ブログパーツとして配布されていたので
うちのブログに貼ってみようかとも考えたのですが
ページを開く度に「ハイ、アイムダニーボイル」とやかましいので
やっぱりやめました。


はい、無駄話でいつも使う行数の半分以上が埋まってしまいましたので
そろそろ本題である映画レビューの方に入りたいと思います。





この映画は「悪魔のいけにえ」のリメイクである「テキサス・チェーンソー」の
続編となっておりまして、ストーリーとしては前作より過去の話となっております。



前作「テキサス・チェーンソー」は賛否両論ありましたが、
僕自身としましては充分面白いと言えるほどの出来であったと思います。

ただ、かなり不満な点が一つだけあったんです。

それはスプラッターシーンについてなんですが、一部のシーンで
あえて直接的な残酷描写を見せない
手法が取られていたことです。(撮ってはいたけれどカットされたという部分もありました。)
例を挙げると、キャンピングカーをレザーフェイスが襲撃して、
登場人物の一人を惨殺するシーンがそうですね。
これは年齢制限なども考慮に入れたのもその理由の一つなんですが、
どうもオリジナル版である悪魔のいけにえの残酷描写にリスペクトした。
というのが大まかな理由らしいんですね。

確かに、オリジナル版ではあえて直接的な描写を見せずに
チェーンソーによる惨殺を表現していたシーンはありましたし、
それはかなりの出来であったことは確かなんですが、
やはりそれを今やって受けるのかどうかについては疑問を感じてしまいます。


これがチェーンソーではなくてただの包丁とか、大人しめの凶器であれば
そういった”見せない”シーンの方が良いかもしれません。
しかし、レザーフェイスの得物はチェーンソー
そんな物騒なもの(いや、包丁も充分物騒なんですけどね)を持った
殺人鬼をわざわざ観に来た観客が期待するものと言えば
やっぱり「これでもか!」というぐらいの”見せる”シーンなのではないでしょうか。
それに、他のシーンではしっかりとした残酷描写を描いていたので、
どうも一部の”見せない”シーンが浮いていた感じがあったんです。
(その”見せない”シーンの見せ方自体があまりよくなかった事も原因ですが)




ところが、この「テキサス・チェーンソー・ビギニング」ではそれが一転!
全編に渡って>「これでもか!」といわんばかりの”見せる”シーンの連続!
チェーンソーの登場しない前半はまだ大人しめなんですよ。
せいぜいショットガンで頭を吹き飛ばす腕の筋をストリングチーズみたいに引き千切る
ぐらいで、これでも充分ヤバいんですが、後半はもっとヤバイです。

後半、チェーンソーが登場するともうやりたい放題!
相手という相手の腹にチェーンソーの先っちょを突っ込んで
もう気持ち良いぐらいに犠牲者を肉塊に変えていきます。
(チェーンソーの振動で画面がガクガクと揺れるのがニクいです。)

特に、登場人物の一人がレザーフェイスによって○○されるシーンでは
なぜか痛快感を伴う笑いがこみ上げてきました。
ホラー映画は怖さの他に笑いを含んでいるとよく言われますが、
この作品も例外ではありませんね。

前作ではイマイチだったレザーフェイスのマスクも
肉付きのいいグチャっとしたものに変わって、かなり格好良くなってます。


これですよ、こういうのが観たかったんです







残酷描写も良いですが、ストーリー展開もなかなか面白いと思います。




犠牲者視点だった前作に対し、今作は狩る側である
ヒューイット一家の視点から作られた感があります。
ホラー映画は大抵狩られる側が主役ですが、これは狩る側が実質的な主役です。


一応の主役とされている犠牲者側にも、兄と弟の確執とかヒューイット家の家に乗り込む
バイカーの兄ちゃんとかのドラマがあって、まあ他のホラー映画よりは
丁寧に人物が描かれているんですが、やはり主役はヒューイット家なんです。

そんなわけなので、ストーリー展開の大部分において
一家が有利な状況が続きます。途中でピンチになることも何度かあるんですが
そういったシーンが気のせいか善良な一般市民がピンチに陥った
かのような、やたらヒューイット一家に同情的な描かれ方です。




そうなると中心となるのはやはりホイト保安官トーマス君(後のレザーフェイス)

今作はそのトーマス・B・ヒューイット君が生皮を被ってチェーンソーを持って
レザーフェイスという通り名を得る前の話。

「レザーフェイスの起源に迫る!」とか広告で謳っておきながら
トーマス君の少年時代はわずか5分ほどしか語られませんが
その点は「起源」の意味を「生い立ち」か何かと間違えたと思って
見なかった事にしてください。
まあ、幼少時代を何十分とかけて撮っても面白くありませんし。
(リメイク版ハロウィンの前半はそういった感じの話だと聞きました
早く観てみたいものです。)

この作品、「一人の青年のアイデンティティーの確立」といった
この手のB級映画にありがちな隠れテーマのようなものがあります。

肉をいじくりまわすことが大好きな
根暗でひきこもりがちの彼がなぜあのようになったのか


それは優しいおじさんのホイト(偽名)と
かつて自分をのけ者にした五体満足のチャラボーイ&ガールに対する嫉妬、憎しみと
肉工場に置いてあったチェーンソー。



優しいおじさんの親切丁寧な後押しによって、トーマス青年は
「肉切り用のチェーンソーでムカつく普通の人間をグシャグシャにして
その顔をマスクにするかっこいい自分」

という、中学生の1000人の内1人ぐらいは考えていそうな自分のキャラクター、
つまり自己主張、すなわち自己同一性を掴み取ることに成功したわけです。

最後の多少無理がある終わり方も、そういった考えから観れば
まあ良い終わり方なのでは?と思えます。




一人の青年が他人に対してどういった形で臨んで行くのかを
決断する過程を描いた作品・・・・・



劇中でもホイト保安官(偽名)がこんな名言をおっしゃいます。
「少年が大人になる時がきた」
いや、素晴らしいお言葉です。




そんなトーマス君を支えるヒューイット一家の人物も非常に面白い方々ばかり。

「保安官が一人もいなくなっちまった。」「バランスだ」などの素敵な名言を吐きまくる
リー・アーメイ扮するホイト保安官(偽名)を始めとして
みーんな「おらが家族が一番 他人は死ね! 厄介なことに関わりたくねえだ」
といった三つの主義からなる非常に閉鎖的な人達、チャキチャキのホラー映画的田舎っ子です。




特に変わっているのが、ヒューイット一家とは古くからのお隣さん(と推測される)ティーレディさん。

そのまんまな名前もすごいですが、「人食い一家の友人にして、
食べ物の話しが大好きなデブおばさん」というキャラクターも強烈です。


前作同様彼女の出番はちょっとだけですが、
その姿はかなりのインパクトがあります。
もう少し出番を与えて欲しかったものです。(ただキャーキャー言ってるだけでいいから)




というわけで、個人的にはかなり気に入った作品です。
リメイク版はもとより、オリジナル版よりも好きかもしれないですね。
少なくともいけにえ2よりは面白いと思っております。


不満な点を挙げるとすれば、生い立ちについてはもうちょっとだけ長くしてもよかったかも
未公開シーンの一つに「学校で苛められるレザーフェイスをホイトが助ける」という
かなり短いシーンがありましたけれど、あれを本編に入れるだけでも評価が変わったのでは?


書き終わって気づいたのですが、前フリのせいで
ちょっと長いレビューになってしまいましたね。
まあ、新春スペシャルということで・・・・


ストーリー ★★★
スリル   ★★★★
おバカ   ★★★
グロ    ★★★★★
ホイト保安官の優しさ ★★★★★





よろしければクリックしていってください
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ






無料の電子雑誌が誕生!

詳細はdima.jpへ!

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

コメント

肉!肉!肉!

前から観ようか迷っていたんですけど、殺人一家のドラマが掘り下げられていそうで気になりますね。
…ていうか観ます(笑)
あと『28週後…』は僕も楽しみにしています。
前作がかなり好きだったので、監督が変わって多少不安はありましたけど、
一応ダニー・ボイルが製作総指揮であれ名を残しているのであれば、まあ問題ないかなと。

  • 2008/01/04(金) 10:17:35 |
  • URL |
  • Neet!Neet! #-
  • [ 編集]

>Neet!Neet!さん

スラッシャー物が好きで、なおかつ殺人鬼の方を応援してしまった
経験があれば見て損はない出来だと思います。
前作と比べてとにかくヒューイット一家の皆さんの出番が多いんですよ。
監督や脚本家も表向きでは一応クリッシーを主人公としているけれど
心の内では「ヒューイット一家がんばれ!」なんてことを考えていそうな感じがします。

「28週後...」は物凄く楽しみにしてますよ。
前作よりも更に絶望感漂うストーリーだとか・・・、早く観たい!

  • 2008/01/04(金) 19:32:08 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

本家と比べると暗いですね。グロ度高くてよかったですよ!

  • 2008/01/07(月) 18:15:13 |
  • URL |
  • pxsrx774 #-
  • [ 編集]

>pxsrx774
本家はアッパー系なのに対して、こっちはダウナー系といった感じですかね。

やっぱりチェーンソー持ってるならこれぐらいのグロシーンはやらないといけません。

  • 2008/01/07(月) 22:00:34 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

こんにちは

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

新年一発目がこの映画ってところが良いですね(^^
自分も本家の「悪魔のいけにえ」1〜3、そして「テキサス・チェーンソー」と今作全て観ました。
本家を観た時の衝撃は計り知れません。
本当に凄い映画だと思いました。
今回のリメイク版もスピード感有、緊迫感有、恐怖感有、グロさ満載で結構好きです。
特に今作「〜ビギニング」は自分もお気に入りです。
ホイト保安官のキャラはレザー・フェイスを超えるほどナイスキャラですよね(笑)
是非この勢いで3作目も・・・と期待してます(^^

「28週後...」はめちゃくちゃ期待大ですよね!!
前作のスタイリッシュな映像が大好きなので(特に雨の中の映像!!)、
今作もそんな映像を期待してます!!

  • 2008/01/10(木) 16:44:03 |
  • URL |
  • Toy's #-
  • [ 編集]

>Toy's さん

一応ホラー映画中心なので、新年はこれで行こうと前々から考えておりました。
このシリーズはホラー映画の傑作と言えますね。

ホイト保安官はかなりのナイスガイですね、言うこと全部名台詞と言っても良いぐらい(笑)

「28週後・・・」公開まであとわずかとなりましたね。
この機会に前作「28日後」のレビューでもやろうかなって考えてます。

  • 2008/01/11(金) 12:14:41 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mentaiazi.blog115.fc2.com/tb.php/76-508381b2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ