![]() | キラー 第一級殺人 ジェームズ・ウッズ、ロバート・ショーン・レナード 他 (1998/12/18) ハピネット・ピクチャーズ この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
連邦刑務所の新人刑務官レッサーは、強盗事件で収監された
パンズラムという囚人が上司のグライサー達に
激しいリンチを受けている場面を目撃する。
彼に同情を覚え、1ドル札を内緒で手渡すレッサー。
パンズラムはその礼として、自身の半生を綴った記録を出版社に売れと言い出す。
その晩レッサーは鉛筆と紙を密かに差し入れた。
パンズラムはわずかな時間で自伝を書き上げ、レッサーにそれを手渡す。
そこにはあまりにも衝撃的なパンズラムの半生が記されていた・・・。
オリヴァー・ストーンが制作総指揮を勤める、とある連続殺人鬼にまつわる
実話を基にした作品。
この話に登場するパンズラムについては、こちらをご覧になっていただきたいのですが、
この犯罪の略歴を見るだけでも、彼がとてつもない凶悪犯であることは一目瞭然でしょう。
このような凶悪な人物でありながら、なぜかとある一人、レッサー看守には心を開いていました。
その理由は当然本人にしか分かりません。
今まで対等に接してくれる人がいなかったから?おそらく違うでしょう。
この映画でも語られていますが、オレゴン州立刑務所のマーフィー所長も
彼と対等に接し、彼もまたそれに答えるかのように模範囚となっていったのですが
ある日突然不必要とも思えるような脱走を企て、所長の善意を踏みにじってしまいます。
彼が殺害した人々の中にも、心優しき人がいたはずです。
その他にも、彼の行動に関しては非常に不可解な点が多いのです。
この作品では、そんなパンズラムの内面、
幼い頃からの凄惨な生い立ちによる彼の悲惨な人生観や
自分が犯してきた殺人や裏切りの罪に対する考え
そして、矛盾ともいえるレッサー看守に対する態度などが
上手く描かれていると思います。
ストーリー全体から見ると、殺人鬼というよりも
腐敗した社会の犠牲者的な描かれ方をしてはいますが、
言葉の端々に異常性が表現されています。
演じているのは名優ジェームズ・ウッズ。
特にラストシーンでの表情は何とも言えません。
また、この映画では当時の刑務所の悲惨な状況をテーマにしている節があります。
相手が犯罪者であるのを良い事に好き放題リンチを加え、
その一方で財政会の大物が収監されると、とても刑務所とは思えないような
好待遇で迎えるという腐敗した当時の刑務所状況が描かれています。
その中での一際目立つのが、ロバート・ジョン・バーク(痩せ行く男の人)扮する
グライサー看守。
主演二人の演技も凄いんですが、この人の演技も凄い、というか怖い!
パンズラムの監房で普通は持ってきちゃ駄目なものを見つけて、
それをパンズラムに見せながらニンマリと笑うシーンがあるんですけど、
その顔がまたすごい!
台詞をつけるとすれば、「これでお前を死ぬまでいたぶる事が出来るぞお(はぁと)」という感じ

こんな顔です。
テレビムービーらしいのですが、それにしてはかなりの出来だと思います。
ただ、決して後味の良い話ではないので、
そこら辺を考慮した上でご覧下さい。
ストーリー ★★★★
スリル ★★
オバカ
グロ ★★★
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