![]() | ニューヨーク1997 カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ 他 (2005/06/24) 東北新社 この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
近未来、大規模な凶悪犯収容所となったNYに大統領専用旅客機が墜落
大統領はNYを取り仕切るデュークという男に捕まり、
全囚人開放と引き換えの人質にされる。
この事態を重く見た刑務所長のホークは
その日偶然身柄を拘束されていた元特殊部隊隊員のスネーク・プリスケンに対し、
NYに潜入させ、大統領と彼の持つカセットテープを奪還する任務を与えた。
22時間以内に任務を成功させて戻らなければ、
スネークの首に埋め込まれた小型爆弾が爆発する。
果たしてスネーク・プリスケンは無事に戻ることができるのか・・・。
「遊星からの物体X」「ハロウィン」と並ぶ
ジョン・カーペンター監督の代表作。
この作品の主人公であるスネーク・プリスケンが
「メタルギア・ソリッド」シリーズの主人公、ソリッド・スネークの
モデルとなったことでも有名ですね。

銃を構えるスネーク
この映画の見所はなんといっても、カート・ラッセル演じる
主人公スネーク・プリスケンの色んな意味で渋いキャラクター。
どこらへんが渋いのかといいますと・・・。
一、超有名人だ
凄腕の特殊部隊だったスネーク氏、
悪共の巣窟と化したNYで彼を知らないものはほとんどと言っていいほどいませんでした。
どこへ言っても誰かが声をかけてきます。
「あんた、スネークだろ!」
「死んだのかとばかり思ったぜ!」
と、こんな感じで色んな人が話しかけてきます。
頼りになる人物を紹介されたら、
実はかつての裏切り者だったというステキな再会もあります。
「沈黙の戦艦」のケイシー・ライバックもそうですが、
本編に出てこない主人公の過去っていうのは面白いですよね。
二、薄情だ
とある女性と出会ったスネーク、有名人ということもあって
話ははずみます。
普通のアクションものならこの女性が共に行動することになって
後々主人公のピンチを救うことにもなるんでしょうが・・・・・。
次の瞬間、街を徘徊するハイエナの群れ(比喩表現です)が
二人を襲撃!
彼女は瞬く間に捕まってしまいました。
ここでスネークが元特殊部隊隊員の腕前を披露するのかと思いきや・・・・・・・、
なんとこの人
とっとと逃げちゃいました
どうやら多勢に無勢と考えたようです。
この女性、これ以降一切登場しないところをみると死んだと解釈して良いみたいです。
ああ、シュワちゃんやセガールだったらあんなザコども
一瞬のうちに蹴散らしてしまうのに・・・・・。
しかし、この薄情さが彼の良さなのです。
なぜかと言いますと
三、善人ではない
そもそも、スネーク氏がNY潜入の任務を受けたキッカケは
たまたま同じ日に拘束され、警察署へ連れてこられたことでした。
つまり、この人は何か罪をやらかしたということ。
もっと平たく言えば、この人悪人
女性を見捨てた事に対してもこれで説明がつきます。
スネーク氏には、助けなければならない理由などなかったんです。
大統領の救出にしても、自分の罪の帳消しと引き換えのこと
決して国家を救いたいとか、そんな甘っちょろい理由ではなく
ただ自分の利益になるから。
しかし、善人じゃない故のアウトローぶりがスネーク氏最大のチャームポイントなんです。
この映画の合衆国はひどく荒廃し、
政府機関が圧倒的な権力を掌握して国民を支配しているといった状態。
(続編のエスケープ・フロム・LAでは更に悪化しています。)
大統領はとんでもない無能者、そしてそれを選んだ政府もまた最悪
そんな腐りきった世界の中で、ただ一人、善でも悪でもない自分の信念を貫き
孤独に生きる男、スネーク・プリスケン
とてつもなくかっこいいではありませんか!
ラストにスネークが取った行動も、この世界に対する彼の考えそのものでしょう。
こんな格好の良い男が主人公なんですから
近未来のNYのセットがそこらへんの路地裏にしか見えなかったり
NYのボスであるデュークが北○の拳に出てきそうな雑魚キャラルックスの上、大した見せ場もない
などというのは些細な問題ではないでしょうか。

真ん中の人がボスです。
80年代かつ低予算の作品なので、テンポの悪さなどが目につきますが、
今見ても十分に面白い出来だと思います。
ストーリー ★★★
スリル ★★★★
オバカ ★★★
グロ ★★
スネークの格好良さ ★★★★★
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