パンフレットも売り切れで購入できず
ジェイソン・ステイサム主演、71年にイギリスで起こった「ウォーキートーキー強盗事件」を基に
製作されたクライム・サスペンス、「世界最速のインディアン」ロジャー・ドナルドソンが監督を務めています。
ジェイソン・ステイサム演じる潰れかけの中古自動車屋テリーは
ある日、昔の女ウェンディからロイズ銀行の貸金庫強奪計画の話を聞かされる。
昔のワル仲間や自動車屋の店員を集めて計画を実行するテリー。
しかし、この話にはただならぬ裏があった。
数週間前、英国諜報部員のMi-5が麻薬所持で身柄を拘束されていたウェンディに対し、
釈放と引き換えにとある計画を持ちかけた。
それは、麻薬に恐喝にやりたい放題のエセ人権運動家「マイケルX」が
起訴された際の切り札として貸金庫に保管している、国家最大機密級の”ある物”の奪取。
強盗団に貸金庫を襲撃させ、そのドサクサに紛れてブツを奪うのが彼女に課せられた任務、
強盗団、すなわちテリー達は捕まろうが射殺されようが、ブツさえ手に入れば無問題というわけ。
逮捕寸前のやばい状況に陥りながらも無事に貸金庫の中身を強奪できたテリー一味。
さて、そのある物とは、なんとやんごとなき御方のエロ写真だった!
この英国全土を崩壊させかねないエロ写真を巡り、
ジェームズ・ボンド的な方々や恐ろしいギャング集団、警察が
入り乱れての大追跡、果たしてテリー達の運命は!?
とにかく展開がはやいはやい。
110分というやや長めの上映時間が全然気になりません、グイグイと引き込まれていきます。
さすがやり手監督のロジャー・ドナルドソン、サクサクとストーリーを進めていきながらも
大事な人間描写はキッチリと、隙間隙間でお遊びを入れて
存分に楽しめる娯楽作に仕上げています。
そして21世紀ハゲ(20世紀ハゲはB・ウィリス)ことジェイソン・ステイサム!
アクションはほとんどないものの、今作の彼は頭のキレる男を演じています。
ウェンディが自分達をダシにしていることをかなり早い段階で察知、
行動を逐次監視、目的を把握し彼女の裏切りを阻止、
諜報部員やギャング相手に巧妙な駆け引きを演じ、
ピンチに陥りながらも自分達の有利な展開に運んでいく頭の良さ!
ここまで頭のキレるジェイソン・ステイサムは今まで観た事がありませんでした。
正直、自分の中での彼のイメージがかなり変わったような気がします。
スリリングな展開にドキドキハラハラしながら楽しんだ後は
裏社会の恐ろしさにちょっぴり背筋が寒くなってしまう、なかなかの良作でした。
imdbでの評価 7.5/10.0
個人的評価 7.7/10.0
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