![]() | 少林少女 コレクターズ・エディション (2008/11/05) 柴咲コウ仲村トオル 商品詳細を見る |
危険!
この文章には大変暴力的で下品で
残虐で最低な表現が登場します。
書いてるのはアホな大人で頭脳が子供です。
ネタバレも遠慮なしです。
それでも大丈夫と言う方のみどうぞ。
【あらすじ】
面倒臭い、書かない。
いや、いつもはgoo映画とかwikipediaとか見本にして自分なりに色々考えて
文章変えたりした上であらすじとして載せてるんだけどさ。
今回はやらない。
何故かって?
こんな映画のあらすじ書くなんて時間のムダだから
巷でもう大不評の嵐だけど、実際観てみると予想以上に酷かった。
どこどこの脚本が酷いとか全部書いてるとキリがないし
他のブログでも腐るほど書かれているから、
とりあえず僕のこの作品、いやモノに対する感想をありのままに書き殴りたいと思います。
ちなみに、たった今新作を借りきて観終わったばかり
ホットな感想ですよ。
もうオープニングの紙CGな少林寺(?)からダメダメ感がプンプンしてたんだけど、
次の柴咲コウ登場シーンでうわあ・・・
なんか女の子が麿赤児さん扮する師匠の前に集まって
「お前ら今日でここ出ることになるけど、ここ出て何したいの?」って麿さんが聞くの。
で、柴崎コウは予告編でも言ってる通り「少林拳を世界に広めたい」とか言うんだけど
柴崎コウの前に二人ほど同じことを聞かれた女の子がいて、
そのうちの一人は「客室乗務員になりたい。」とか言う。(もう一人は忘れた)
おそらくここで大多数の人が思うのは「何で少林拳やってて客室乗務員になりたいの?」ってこと
ところがこの映画、いやモノはそんなことには答えない。
麿さんが「何故じゃ?」とか聞き返したりもしない。
言ってる本人も真面目な様子だし、クスリとも笑えない。
もしチャウ・シンチーであれば、言ってる女の子にキャラを持たせたり
セリフを追加するなどして、この下りを
思わず大声を上げて笑ってしまうナイスなギャグにしてしまうだろう。
いや、大抵の監督や脚本家はそうすると思う。
笑わせようとしているわけでもない、真面目にやっているのであれば
違和感ありありなこの部分、全くと言ってよい程その存在意義がない。
名義を貸したチャウ・シンチーという人は「少林サッカー」で一躍有名になったわけだけど
それ以前にもたくさんの映画を撮ってきたベテラン。
彼の基本的なスタイルというのは
くっどい演出で味付けしたドタバタギャグとトンデモながら熱い展開で、
僕は大好きなんだけど、こういうのが嫌いな人にはとことん嫌われるタイプの人。
一見何も考えていなさそうなこの人の映画、よくよく観てみると
実はその荒唐無稽な話とは裏腹に大変丁寧に作られていることが分かる。
例えば、有名な「少林サッカー」
主人公は少林寺拳法を全世界に広めることを目標としている、ここまでは柴崎コウと同じ
。
で、何故少林寺拳法を広めたいかと言うと、「少林寺拳法は素晴らしい拳法だから」
じゃあ何故素晴らしいのかと言うと「少林寺拳法を学ぶことによって心技体を鍛えることが出来るし、
少林拳の技があれば暮らしも楽になる。」
と言ったようなことをわざわざご丁寧に刀で枝を切り落とすシーンだとか、
大ジャンプするシーンだとかを挿入して説明して尚且つ笑いも取っている。
だからその一環としてサッカーをやる理由も分かるし、最後のシーンも良いなと思えるわけ
「008 皇帝ミッション」と言う映画でも、鉄の玉を相棒の口に加えて火薬で撃ち出すシーンにおいて
チャウ・シンチー演じる主人公は自信満々、何故かと言うと
「この日の為に、彼はアツアツの食べ物を何十個も食べさせて口を鍛えていたのです。」
と、これまたご丁寧にそのシーンを挿入、そのおバカ加減にこちらは笑ってしまう。
勿論これはチャウ・シンチーのよさの一つに過ぎないし、
ドタバタ系映画であればお約束。
でも、シンチーはこれで笑いを取るのが上手い。
ところが、チャウ・シンチーから名義を借りているはずのこの映画はと言うと
丁寧で無いどころか、そもそもお話作りに必要な「何故」が完璧に欠落している。
柴咲コウは当たり構わず、そこらへん歩いてる子供にまで
「少林拳やろう!」と声をかけるけど、何故少林拳をそこまですすめるのかが分からない。
「素晴らしいからかな、でもどこら辺が?後のシーンでの柴咲の師匠である江口洋介のセリフ
「少林拳は心だ!」全く以って分からない。
これだけではなくて、この映画はとにかく肝心な設定や登場人物の性格付けを
中身の伴わない単語で片付けてしまっている。
例えば、中村トオル扮する悪役は国際星館大学(うろおぼえ)とかいう柴咲が入ったラクロス部のある大学の学長
なんだけど、こいつはいかにも”悪い奴”として書かれる。
こいつが現れるシーンでは暗めの映像になるし、こいつ自身力がどうたらこうたらだとか
悪がどうたらこうたらだとかだとか言ってるから悪役だということは間違いない。
何かスポーツ選手の育成に異常な心血を注いでいるらしい。
そんなことをする目的は?
わかんない。
劇中でこいつがやったことと言えば、柴咲の祖父を殺したこと
ルポライターを一人殺した(と思われる)こと、江口をタコ殴りにしたことと、
柴咲の師匠がやってる中華料理屋を燃やしたことと、柴咲の友人を誘拐したこと。
ルポライターについてはセリフもなく、テレビニュースで「こういう人が死んでました」って言うのを
中村トオルの秘書が見て怯えるっていうぐらいのシーンしかないので、ルポライターが
何を追っていたのかは全く不明。柴咲関連の話は「柴咲の眠っている力を目覚めさせて闇に引き込むため」(お前はどっかの暗黒卿か)らしいんだけど、それで最終的にどうしたいのかが全くもって分からない。
例えばショッカーの皆さんなんかは「世界征服」という崇高な目的の為に大暴れするんだけど
中村は別に世界征服を望んでいるわけでもなさそうだし、柴咲に関係する人物(ルポライターを除く)には
全く危害を加えておらず、スポーツ選手を育成して悦に浸っているだけ。
別に日本経済を裏から支配しているわけでもない、何こいつ?
さっきちらっと書いた「柴咲の眠っている力」なんだけど
これについても「何故」が無い。
この「眠っている力」ってのはいかにも少年マンガにありがちな設定なんだけど
こういうのが登場する場合、親が人間じゃなかったとか、幼い時に不思議な体験をしたとか
ちゃんとした理由があるわけよ。
ところが柴咲の場合、そんなのナシ。
柴咲の祖父は全くの普通の人であって、そんなオーラとかも纏ってないし
気功波ぽいものも撃ったりもしない。
でもなぜか柴咲は終盤、「眠っている力」が目覚めて
オーラを纏ったり気功波ぽいものも撃ったりしちゃう。
ああ、もういいわ、馬鹿馬鹿しい。
さーて、飛ばしていくよー
はっきり言いましょう!この映画は2008年度最低の映画
かえる急便だあ?
そんなクソ会社の社員はケツの穴にガスボンベ入れられて破裂しろ。
多分スタッフは「少林サッカー」以外のシンチー作品を見ていないよ。
もし観ていたら、あんなまずそうなチャーハンを撮ることなんてできない。
まだ「ラクロス版少林サッカー」だったらもうちょっとはマシになったんだろうけど
ところが、ちょっぴり勘違いしちゃっている本広克行と
フジテレビのエンターティナーさん達はそのままを良しとせず、
「俺らがやれば適当に作ってもウケますよ(核爆)」みたいな思い上がりを胸に
こんな素人以下な作品を作っちゃったんじゃないかな。
笑えるシーンがいくら目をこらしてみても一つしかない、ってある意味奇跡だよ
その笑えるシーンっていうのは、柴咲の祖父が富野由悠季御大ってところ、そんだけ。
ガンオタもほどほどにしとけよ。

禿「この映画は観ないでください!」
後半、岡村隆史が「実は敵やったんやー!」てな感じで襲い掛かってくる
くだりなんか笑っちゃったよ、酷すぎて。
何か回想シーンに入ってそれまでの岡村の行動が映し出されて、まあ「ユージュアル・サスペクツ」
まんまなんだけどさ、そういった一連のシーンが岡村が裏切り者だという証拠を何一つ明らかにしてない
からもうびっくり。ただニヤニヤしてる所を後付けで足しただけ。
これで岡村が敵だと言い張るのなら、この映画の登場人物全員敵だと言えるね。
もう一度言うけど、素人以下。
この映画を観た後だとマイケル・ベイのバカ映画すら濃厚なサスペンスに見えるからすごいよね。
大体この映画「脚本酷いけどこれは少年マンガとか功夫映画のオマージュだから許してちょ」
って感じだけどさ、少年マンガって確かに荒唐無稽ではあるけど、その荒唐無稽を説明する為に
それが科学的に正しいかどうかは別として、一応それなりの「理論」が劇中で説明されたりする
わけよ。北斗の拳とかキン肉マンとか。
その無理矢理設定が少年マンガの面白さの一つだったりするわけで
チャウ・シンチーがそれを充分に理解していることは「少林サッカー」や「食神」を見れば
一目瞭然。
この映画はそういったものをぜーんぶおざなりにしちゃってるから、中身が全然無い。
劇中江口洋介が「外見じゃない、心が重要なんだ。」とか言ってるけど
じゃあこの映画はダメですね。ああ外見もボロボロか、すまんね。
こういうのを見ると、B級映画のダメさを面白さにしちゃった「デス・プルーフ」ってすごいよね。
これに引っ張り出されたラム・チーチョン達香港組は本当に同情を禁じ得ない。
しかも、「少林サッカー」と物語的にリンクさせられてしまった。
あの名作とこの駄作と呼ぶことすら憚られるゴミが同じシリーズだなんて
ターミネーター3も真っ青だ。
チャウ・シンチーは大災難だ、顔では笑っていても心の中ではボロ泣きだろう。
オマージュと言えば、後半に出てくるあの男には絶句。
あの中途半端に似てる体型といい、出てくるタイミングといい、その後の展開といい
本広はファンにボコられたいらしいね。
大体アレって、あまりファンじゃない人が見たあの人って感じなんだよね。
中途半端に似てるのよ、とにかく。ギャグでやってるんだろうけど全然笑えない。
「浦安鉄筋家族」の春○龍の方が腹抱えて笑えるわ。
柴咲コウさんは海外に行ってアクションの勉強したらしいけど
本広組の稚拙過ぎるカメラワークの前では骨折り損の草臥れ儲けでしたね、残念。
色んなところで使われるCGは初期のPSレベルのCGが所狭しと飛び回る。
江口がフライパンで何か薄っぺらいもの炒めているからよく見てみたらチャーハンだった。
びっくりした。
チャーハンらしい。目玉の一つであるはずの数十人のザコVS柴咲なんて
どう見てもザコが自分から倒れたり道を譲っているようにしか見えない。
アクションシーンだけじゃなくてそれ以外の編集も酷い。
日本にやってきた柴咲が道場へと向かうところに(これまたサムいカメオシーンも合わせて)
中村トオルがなんか悪巧みしてる場面を交互に入れてるんだけどさ
ここで柴咲がラクロスをやることいなる大学の話が出てくるわけよ。
でもさ、そんな大学はまだ一秒も出てきてなくて、そもそもこの中村トオルが
主人公に近い位置にある他のサブキャラを差し置いて何の脈絡もなく突然出てくる。
大学が出てきた後で入れるべきシーンじゃないのか、普通。
何、こういったミスに対して
「ああ、こいつが悪なんだな、説明なくても分かる。功夫映画のノリだよね、分かるよ、うんうん。」
なんて言うと思った?ボケが
他に良いところがあるのなら分かるけど、この映画には”良い”なんて言葉は
微塵も感じられないからね。
それから最後のアレ
一体どういう経緯でああいった展開になったのか
誰も疑問を感じなかったのか、あれで何を伝えたいのか
これは何か宗教団体が関わっているのか
スタッフは涙したのか、お前らはマザコンなのか
今までにどんな映画を見たことがあるのか、生涯ベスト5は何か
誰かプロデューサーの顔にゲロを吐きかける奴はいなかったのか。
是非、根掘り葉掘り聞きたいね。
なーにが「男の子でしょー」「いたくなあい?」だ
もう唖然となったわ、ボケ!
「映画史上最低のオチランキング」なんてものがあったら
優勝候補の一角だね、よかったよかった。
でも劇場で観なくてよかったよ。
スクリーンで見てたら間違いなくゲロ吐いてたね、気持ち悪すぎて。
「少林少女、公開初日にゲロまみれで大混乱」なんてニュースなかったっけ?
何かところどころでカメラがフラフラ揺れるし、ありそうなんだけどなあ(笑)
ああ、そうだ。これ書いている間に俺もこの作品のリスペクトとしてもう一つのオチ考えてやったよ。
二人が光に包まれて飛んでるところで、江原○之が空から降りてくるの
理由?んなもんないよ。で、二人は「江原さん!」とか言って江原に抱きかかえられて
ゆっくり地上に降りる。最後は江原が「守護霊様はいつもあなた方を見守ってくださっていますよ。」
とか言って全身からオーラを出してマッハで天空へと飛び立つ。
その時江原にぶつかって悪の大学崩壊、中村トオルと岡村隆史はつぶれちゃうけど
んなもんどうでもいい。皆でスピリチュアルバンザーイとか言う。
青空には富野の笑顔、んでオシマイ。
どうよ、本編に勝るとも劣らない出来でしょ。
ふう、スッキリした。
まあ、ボロクソに言っちゃいましたけど、別に怒っちゃいないですよ。
むしろ歴史的な作品に出会えたことに喜びすら感じてます。(笑)
というわけでこの「少林少女」、あまりにも酷いので
酷いものを見たいという方は是非オススメです。
新作にも関わらずほとんど借りられていませんでしたからご心配なく!



