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うまい棒めんたい味の如く映画を語る うまい棒めんたい味の如く映画を語る 第八十二回映画レビュー「変態村」

うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第八十二回映画レビュー「変態村」

変態村変態村
(2006/10/04)
ローラン・リュカ

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【あらすじ】
売れない歌手マルクは老人ホームの慰問を終え、次の訪問先へ向かおうとするが
道に迷った上に車が故障し、止むを得ず付近の村の住人バルデルをたずね、宿を
借りることにする。バルデルは最初のうちこそ好意的な態度を見せてはいたが、
何やらマルクに対して特別な感情を抱いているそぶりを見せる。
マルクはこの村を散策するうちに、村人全員が何やら異常な考えを持っていることに
気がつき始め、恐怖を覚える。
そしてある日の朝、バルデルは突然マルクを拘束し、女物の衣服を無理矢理つけさせる。
彼はマルクのことをいなくなった元妻グロリアに仕立て上げようとしているのだ。
なんとか脱出を試みるマルクであったが・・・・。








そのあまりにもストレートな邦題で
全国のホラー映画ファンの話題を呼んだ衝撃の作品。

ちなみに、この邦題を考えたのは「クイーンコング」や「エビボクサー」などで有名な
叶井俊太郎氏





この映画、そのタイトル(邦題)のとおり、変態さんのお話です。

話の中心となるのはペンションに住む謎の男バルデル
彼はなんらかの理由で奥さんのグロリアを失い、
たまたま自分のペンションを訪れたマルクをなんと奥さんの代わりにしてしまうのです。
勿論マルクは拒みますが、イッちゃってるバルデルは聞きもしません。
代わりにするというよりも、

「たまたま宿を借りにきた顔立ちの良い青年」を
「数年前にいなくなってしまった妻」だと心の底から思い込んでいるのです。


女物の服を着せます、「他の村人が寄ってくると困る」という理由で坊主にします。
「おい!見てみろ!サッカーゲームのキャラが逃げ出したぞ!」などの
難解なジョークをのたまいます。
しゃべらない主人公の代わりに一人で二人分会話をします。(一人芝居)
そして挙句の果てにはレイプしてしまいます。

ダイナマイト級の変態さんなんです。




しかし、変態なのはバルデルだけではありません。
バルデルの住む村の住人もまた、バルデルと同じ思考の持ち主です。

彼らは皆、とある誰かを「自分にとって側にいて欲しい存在」に置き換え、
相手の意見なんか知ったこっちゃ無く、無理矢理自分のものにしようとするんです。

そんな人物ばかりが集まった村、まさしく「変態村」と呼ぶにふさわしいと言ってよいでしょう。



後半、ピアノによる演奏にあわせて彼らが不気味に踊る、通称「変態村音頭」
一見の価値ありです。かなり笑えます、不気味です。





しかししかし!変態なのは何もバルデルや変態村の住人だけでは無いのです。

映画が始まってすぐに登場するあの二人!彼女らもまた変態だとこの映画は言っております。
年の差がありながらも主人公に猛烈なアタックを仕掛けたあの二人!(特に一人目)
彼女らもまた、変態村の住人と同じく、愛する者を求めて一方的な働きかけを行って
いるのではないでしょうか。

もしあの二人が老婆ではなく、ピチピチの若いお姉さんであったなら
主人公も敬遠することなく、「ちょっと積極的な女だな、ウフフ」で終わっていたのではないでしょうか。
あるいは、新しい恋が芽生えていたのかもしれません。
それでも、やっていることは全く変わっていないんです。


つまり何が言いたいのかと言いますと、この映画の監督は
「恋愛と変態って髪一重だよね」ってことを言いたいんですよ、多分。

二人の人間がどちらも自分でない人間を受け入れて、
どちらも相手に好かれるようにするっていうのはよーく考えてみれば変なんじゃない?
なんてことをおっしゃりたいんですよ、この監督は、多分。



うーん・・・。彼女いない歴=ほぼ実年齢に近いな僕には
この作品のテーマと魅力を上手く説明することができないようです。






でも、これは一回は見ていただきたいんですよ、騙されたと思って
多分大半の人は「騙された!」って激怒なさると思いますけど(笑)
まあつまらなかったとしても、話のネタにはなると思いますので

全編を通して漂う退廃的な雰囲気、そしてあまりにも唐突なラスト
まさに「カルト映画」と呼ぶにふさわしい要素をたっぷり詰め込んだ佳作だと
個人的には考えております。




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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

コメント

はじめまして☆

変態村私も観ました。
ちょうど近々レビューを書こうと思ってたところです^^
タイトルでかなりの期待をしてしまったのですが
話のネタにはなったし色々笑えたのでちょっと騙された程度で済みました(笑)

  • 2008/06/15(日) 12:59:17 |
  • URL |
  • れいしあ #-
  • [ 編集]

>れいしあ
はじめまして
偏ったレビューばかりかいてますが、どうかよろしくお願い致します。
確かに「変態村」というタイトルは内容にあってはいるんですけど、
もっとすごいものを想像してしまいそうになるかもしれませんね。
それこそ「ソドムの市」や「ピンク・フラミンゴ」級のものを

  • 2008/06/16(月) 09:35:35 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

こんばんは〜

これ以前観ました。
劇場公開時にこの作品のタイトルを観て、もの凄く興味津々だったんですよ(^^
「変態村」って・・・めちゃくちゃインパクトありますよね。
内容はホント変態な人たちが住む村の出来事でしたね(笑)
ラストが意味不明だったんですが、あの十字架にはり付けられた人は誰だったんでしょうか?
ちょっと別の用事が入ったりして、集中して見れなかったんですよね(^^;

  • 2008/06/19(木) 19:15:39 |
  • URL |
  • Toy's #-
  • [ 編集]

>Toy'sさん

叶井氏のセンスには毎度驚かされますよ。
ここまで直球かつインパクトのあるタイトルってなかなかないでしょう。(笑)

あの十字架の人については、あれがバルデルの前妻「グロリア」だという説を聞いたことがありますね。
つまりグロリアも男だったと・・・・。

  • 2008/06/21(土) 00:46:10 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

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