うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第七十九回映画レビュー「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわた3」

死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット ディレクターズ・カット版死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット ディレクターズ・カット版
(2008/03/05)
ブルース・キャンベル、エンベス・デイビッツ 他

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【あらすじ】

死霊たちとの激しい戦いの末、中世へとタイムスリップしてしまったアッシュ。
そこでその土地の支配者アーサー王に捕らえられ、処刑されそうになるが
間一髪でピンチを切り抜け、アーサー王を脅し、逆に英雄と崇められる。

贅沢三昧の暮らしを送るアッシュだが、こんな死霊だらけの世界にはいたくない。
賢者に現代に戻る方法を調べさせると、呪われた墓地に眠る死者の書に
その方法が書かれているとのこと

自慢のショットガンとチェーンソー、それにハンドメイドの調合金義手を身に付け
その場所へ向かうアッシュだったが・・・。






サム・ライミによる「死霊のはらわた」シリーズの三作目にあたる作品。






前作「死霊のはらわた2」は最後に驚きの展開がありながらも
かろうじてホラー映画ではありましたが、今作はとてもじゃありませんが
ホラー映画とは呼べません。

ジャンル分けを行うとすれば、おそらく「ロード・オブ・ザ・リング」や
「ナルニア国物語」のようなファンタジー映画に分類されるのではないでしょうか。






つまり「ロード・オブ・ザ・リング」が強大な力を持つ指輪を巡るフロドと仲間達の
壮大な冒険物語であるのと同じように
この作品も強大な力(タイムスリップとか)を持つ死者の書を巡る
日用品店店員アッシュ(仲間ナシ)のちょっとこじんまりとした冒険物語
なのです。





となると、二つの前作も勇者アッシュのビギニング的な作品と位置づけることもできますね。

しがない男が化け物達との戦いを得て成長し、ついには世界を救う英雄に・・・・
なかなか感慨深いですね。






さて、そういうわけで今作はいつも以上にアッシュもとい勇者アッシュ
大活躍が見所です。

数々の戦いを経て成長し、おそらくレベル50ぐらいになった勇者アッシュには
並の死霊では歯が立ちません、あっさりやられてしまいます。

そんな自分の強さに自惚れたのか、今回のアッシュは終始態度がでかくて
アーサー王はもとより助けてくれた賢者にまで「野蛮人め!
などという勇者にあるまじき発言を繰り返します。
おまけに新しい恋人まで見つけちゃって、すっかり上機嫌です。





どうやら勇者アッシュは精神的にはまだまだ未熟者のようですね。

精神的な成長を遂げるには自分と戦わなければならない、よく言いいますね。
というわけで、勇者アッシュにも自分と戦わなければならない時が訪れます。

死者の書を探す旅の途中、さびれた小屋で勇者アッシュが出会った死霊の姿、それはなんと・・・・


手のひらサイズのミニアッシュ軍団!


ちっちゃいアッシュ達が縦横無尽に小屋の中を駆け回ます。
はっきりいってかなりキモいです。
そのミニアッシュ軍団に言いように翻弄される勇者アッシュ。
やはりまだまだ未熟者のようです。

さらに、口の中にダイビングしたミニアッシュがアッシュの体内で巨大化、そして分裂!
なんと顔、大きさ、動きまでが全て一緒の偽アッシュまでが現れました。

偽者はヒーローもののお約束みたいなものですが、
サム・ライミもそういったお約束を分かっていたのでしょうか。





その後なんとか偽アッシュを撃退し、死者の書を城へ持ち帰った勇者アッシュ




ところが、アッシュのくだらないミスのせいで死霊たちが復活!
ぐちゃぐちゃの顔になった偽アッシュを指揮官とした軍団が城へと迫ってきました。




そんな時、われらが勇者アッシュはどうしたか!
慌てふためく城の人々に、こんなことを言いました。


「本を持ってくるって約束は果たしたんだから帰してくれ!」




自分の分身との戦いは彼を成長へと導かなかったようです。









その後、いろいろあってアッシュも戦う気になり、死霊軍団と人間軍団の壮大な戦いが始まります。

ここがかなり面白い!
なんたって、この手の映画で攻城戦をやっちゃうんですから。
一時期「アレクサンダー」とか「トロイ」とか、古代や中世を舞台にした戦争ものが流行りましたが
その手の予算をたっぷり使った(これも結構使ってると思うんですが)映画での攻城戦に引け
をとらない面白さ。


こんなものを見せられちゃったら、うっかりレンタル用のDVDケースを「SF/ファンタジー」の棚に
置いちゃいそうになります。(できればナルニアとかLOTRとかの隣に・・・)






最近のリメイクブームに乗じて死霊のはらわたシリーズもリメイクするだのしないので
話題になっておりますが、いっそのこと「死霊のはらわた1」をリメイクするのではなく
この作品のみをリメイクしてはいかがでしょうか。



大金を投じて制作された死霊達とアッシュ(ブルキャンはデブになったから誰か似た人で)の
激しい攻城戦・・・・、見てみたいと思うのは僕だけでしょうか。






ホラー映画として見ると椅子から転げ落ちるかもしれませんが
脚本、演出ともに非常に出来がよく、「死霊のはらわた」シリーズのファンであれば
十二分に楽しめる作品でしょう。





ちなみにエンディングは「ディレクターズ・カット版」と「劇場公開版」の二種類がありますが、
僕は後者の方が好きです。
というよりも、前者のエンディングはブラック過ぎてあまり好きじゃないです。





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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

コメント

ブルース・キャンベルは『スパイダーマン』シリーズに隠れキャラで出ていましたけど、なんか変なオッサンになっていましたね(苦笑)
でもだからこそ今の彼を起用した新作もしくはリメイクを本気で観てみたい。
怖いモノ見たさだろうがなんだろうが絶対に観てみたい!!

  • 2008/05/01(木) 16:09:42 |
  • URL |
  • Neet!Neet! #-
  • [ 編集]

>NEET!NEET!さん

今のアッシュはメガネ+デブで全然違う人に見えますよね(笑)

今の彼ではらわたっていうのは・・・うーん、ストーリーが想像できない(爆)

  • 2008/05/04(日) 07:57:58 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

こんばんは

この3作目はかからないエンジンさんのおっしゃる通り、ホラー映画ではなくなっていますね(^^
アッシュの活躍をホラー的要素とコメディ要素を混ぜ合わせて描いたファンタジーだと思います。
実は近くのレンタルショップには劇場公開版しか置いていなくて、
ディレクターズカット版を観た事がないんです(^^;
年老いたメタボなアッシュが活躍する続編も怖いけどちょっと観てみたいですね(^^

  • 2008/05/04(日) 19:56:47 |
  • URL |
  • Toy's #-
  • [ 編集]

>TOYsさん

アッシュがシリーズを重ねるごとにヒーロー化していくのは
おそらくサム・ライミの好みなんでしょうね。
楽しみながら作ったという感じがふんだんに伝わってきます。
正式な続編の企画はないようですが、ブルース・キャンベルが
思い込みの激しいファンのせいで、役ではなく本物のアッシュとして
魔物と戦う映画が作られているそうですよ、楽しみですね。

  • 2008/05/10(土) 00:22:34 |
  • URL |
  • かからないエンジン #BPVKXLjE
  • [ 編集]

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