![]() | ゼイリブ ロディ・パイパー、キース・デヴィッド 他 (2003/02/21) パイオニアLDC この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
肉体労働者のネイダは、TV電波をジャックした謎の老人による
「世界は”彼ら”によって奴隷にさせられている」という内容の演説を聞く。
そしてその後、不審な男を追って教会に入ったネイダは謎のグループが
”彼ら”について議論しているのを目撃する。
数日後、ネイダが誰もいなくなった教会の内部を調べてみると、
ダンボール箱に詰められた大量のサングラスを発見。
そのサングラスをかけると、雑誌や看板に隠された”彼ら”のメッセージ
そして、地球人に紛れ込んだ”彼ら”、すなわち宇宙人の正体がはっきりと分かるのだ。
昔から何回もTV放送されている映画ってたくさんありますよね。
「釣り馬鹿日誌」とか、「コマンドー」とか
後、「ハムナプトラ」なんかもそうですね。
今回ご紹介する「ゼイリブ」もそんな映画の一つ。
今日(2月9日)にサンテレビで放送されていたので、
レビューのネタ探しついでに見ちゃいました。
ちなみにこのサンテレビでは去年の夏もこれをやってました。
どうもサンテレビにはカーペンター監督の大ファンがいるようで、
他にも「ニューヨーク1997」などがよく放送されます。
特に「スターマン 愛 宇宙はるかに」の放送回数は異常です。
同じ月に(深夜放送含めて)三回ほど放送していたこともあります。
「透明人間」や「ハロウィン」は全くと言ってよいほどやらないのが残念なところです。
さて、この「ゼイリブ」はカーペンター作品の中でも
なかなか人気の高い作品であります。
原作はレイ・ネルソンの「朝八時」
当時爆発的なブームを誇っていたサブリミナル現象と
移民問題や格差問題など諸々の社会問題を
上手い事混ぜ合わせた、風刺の効いたSF風味の娯楽映画。
こんなことを書くと
「ちょっぴりお堅い作品なのかな?」
「怖そうだな、いやだな〜」って思われそうなんですが
そんなことは全くございません。
なぜなら、B級テイストが全開だから
つまり、突っ込みどころが盛りだくさん
この作品の突っ込みどころのほとんどは主人公ネイダのオバカな行動に集中します。
サングラスを手に入れたネイダは、自分達の中に
ガイコツのお面をつけたような顔の宇宙人が混じっていることに気づきます。
そんな宇宙人に怒りを覚えたネイダは
雑貨屋で買い物をしているおばちゃん(宇宙人が変装している)にこんなことを言ってのけました。
「なんだその顔、まるでガイコツのバケモンだ!」(うろ覚え)
勿論、店員も他の客も聞いてます。
その後も、公衆の面前で宇宙人を罵倒しまくります。
しまいには暴れ出します。
そのうち騒ぎを聞きつけた警察(こいつらも宇宙人)に見つかり、捕まえられそうになってしまいました。
この人、明らかに自分からピンチを呼び込んでいます。
馬鹿です。
そして、ゼイリブ最大の見せ場にして、最もズッコけもののシーン。
この事実を多くの人々に知ってほしいネイダは
友人にサングラスをかけさせ、真実を教えようとします。
でも友人、「怪しいサングラスなんかかけたくない!」とダダをこねます。
ネイダはブチぎれます。
友人もブチぎれます。
その後、六分間にも及ぶ壮絶な殴り合いが始まります。
どちらもビール瓶などの凶器を使用したり、プロレス技をかけまくったりしていることから、
殺す気まんまんであることが分かります。
「かけろ!」(ボカッ)
「かけるか!」(バキッ)
「かけろって言ってんだろ!」(バグシッ)
「何でそんなもんかけなきゃいけないんだ!」(グシャッ)
サングラスをかけるかかけないかという理由で
真剣な殴り合いをする映画は後にも先にもこれだけでしょう。
僕はかれこれこの映画を4回は観ているんですけど
いつもこのシーンで大爆笑してしまいます。
多分、真実を知りながら見ようとしない一般人を
友人に置き換えて表現しようとしてるとは思うんですけど
ちょっと無理があると思います。
他にもやたら真面目な宇宙人だとか、
TV番組の中で唐突に名前が出てくるカーペンター監督本人とあと一人とか
スペースヴァンパイア並のぶっ壊れ具合のラストとか
もう突っ込みどころ満載なんですけど、
B級映画としてはそれも含めてかなり面白い部類に入ります。
数寄者の方にオススメの一本です。
ストーリー ★★
スリル ★★
オバカ ★★★★★
グロ ★
殴り合いの無意味さ ★★★★★
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