![]() | ランボー シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ 他 (1999/09/30) パイオニアLDC この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
ベトナム戦争時代の戦友に会うため、田舎町へとやってきたランボー。
しかし戦友は戦争の後遺症で病死。休息を取る為近くの町へと赴くが
よそ者を執拗に嫌う警察署長ティーズルによって拘束され、
理不尽な暴力を加えられる。これに怒りを爆発させたランボーは
俊敏な動きで警官を殴り倒して脱走。ふもとの森林に身を隠す。
警官達は後を追うが、ランボーの人間離れした攻撃によってたやすく撃退され
副所長のガルトを失ってしまう。
やがて騒ぎは大きくなり、州警察200人までもが動員される非常事態となった。
そこに現れたランボーの元上司トラウトマンによって、
ランボーが過酷な訓練によって生み出された殺しのスペシャリストであることが判明する・・・。
いよいよ四作目「Rambo」がアメリカを含む10カ国以上の国で公開されました。
評論家からはいつもどおりの観なくても書けるような文章で執拗な批判を浴びていますが、
ファンの間ではかなりの高評価。
原作者のデヴィッド・マレル氏も大絶賛しているようです。
さらに舞台となったビルマでは、軍事政権反対派の間で強い人気を誇り
デモ犠牲者追悼の上映会が開かれるほどだとか
(この記事を書いたのは2月8日です。内容にズレがあってもご容赦下さい)
そんな最新作の盛り上がりに合わせて、
記念すべき第一作のレビューをしてみました。
「ランボー」シリーズはよく荒唐無稽だとか言われますが
少なくとも1はそれほど無茶苦茶な話ではありません。
ランボーは確かに無茶苦茶強いですが、その強さの描き方が割と現実的で
2以降と比べると別の作品とも感じられます。
おそらく2以降のノリであれば、警察署長どころか田舎町なんかたやすく吹き飛んでいたでしょう。
個人的に気に入っているのは、敵役の心理もしっかりと描かれているところ。
例えば、強硬的なまでに町を守ることに固持するあまり
ランボーをゴミ扱いするティーズル署長。
普通のアクション映画であれば、救いようのない単純な悪役として
描かれても当然の人物なのですが、本作では彼にもしっかりと
人間的なシーンを用意しています。
バーでのトラウトマン大佐との会話などがそれです。
このシーンだけを観ると、ティーズルが善人に見えてくるのではないでしょうか。
それ以外の脇役的な立場の人間の描き方も良いです。
ランボーの襲撃に怯えて戦意を喪失する警官達、
ロケット砲でランボーを仕留めたと勘違いし、記念写真を撮って浮かれている州警察の部隊など
強い主人公に立ち向かう立場の人間の心理を丁寧に表しています。
そして、物語の主役であるランボーの悲哀。
序盤から中盤にかけては、ランボーの台詞は少なめです。
ティーズル署長はトラウトマン大佐の方が圧倒的に台詞が多いんです。
しかし終盤、追い詰められたランボーはトラウトマン大佐の前で
自分の心情を咽び泣きながら吐露します。
ベトナム帰還兵が置かれた悲惨な状況を有りのまま述べた
そのメッセージは、スタローンの演技も相まって
非常に強いものとなっております。
アクション映画史に残る名シーンと言っても良いでしょう。
第二作目、三作目のイメージと比較して
地味な印象の強い作品でありますが、
個人的にはその地味さが持つリアルさが大変好きです。(2,3も好きですが)
70〜80年代のアクション映画を代表する一本と言っても過言ではないでしょう。
新作の日本公開が迫りつつある今日この頃
未見の方には是非観ていただきたいです。
ストーリー ★★★★★
スリル ★★★★
オバカ ★
グロ ★★
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