うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

「ダークナイト」を観ました

先行上映観て参りました

いや、物凄い作品でした!何回でも観たいぐらいです。


さすがに生涯ベスト1とは行かないまでも、
今までのバットマン映画の中では最高の出来だと思いましたね。
個人的には「スパイダーマン2」すら遥かに超えているように感じました。



まず書くべきなのはやはりヒース・レジャーの怪演
このジョーカーが本当に嫌らしくて怖い、やる事なすこと全く以って容赦無し
それでいてユーモアも忘れない、最高の悪役
あの狂った笑い声が最高ですね。これはジャック・ニコルソン版を超えているかも?




その他相変わらずの豪華役者陣の熱演も見所ではありますが、
僕自身が一番言いたいのは、そのストーリーについて





今作のテーマは「バットマンという存在の正当性について」

バットマンというのは国家権力ではないにも関わらず、自身の独断で
悪と戦ういわば「自警市民」といった存在。

ゴッサムシティの市民がバットマンを応援するのは
自分達に何のリスクが降り懸ることもないから。
市民はバットマンを「無償で悪を倒してくれる英雄」と観ているわけです。

ところが、バットマンの行いに対して、市民がなんらかのリスクを負うとすればどうか
劇中でジョーカーは「バットマンが正体を明かさなければ、街の人間を殺していく」
予告します。市民達は自分達の命を危険に晒してまで戦いを続けようとするバットマン
に対して怒り、罵ります。
もはやバットマンは英雄ではなく「頼んでもいないのに出しゃばって皆に迷惑をかける愚か者」です。

バットマンはあくまでも異端者であり、市民や権力との利害が一致しなければ
瞬く間にそこらへんの犯罪者と同じ所にまで堕ちてしまう存在なのです。


そうしたバットマンという存在のあやふやさと共に、人間のエゴにも迫っています。

他人を労わろう、自己犠牲の精神を持とうなどとエラそうなことをおっしゃる方々がおられますが
そんな文句は実際自分が危機に陥ると何の効果もないのでしょう。
もし、その「危機」が他人を犠牲にして回避できるものであれば尚更意味がありません。
破滅を楽しむジョーカーはそんな人々を観て大いに喜ぶわけです。




そして最後の結末、少し前のシーンで救いを見せたと思いきや、
ここで一気に落としてくるとは・・・・
本当に救いが無いです、バットエンドと言っても良いぐらい。
もはやヒーローという存在自体を否定する、そんな終わり方です。






アメコミ好きな方、バットマン好きな方、いや、映画が好きな方
是非一度ご覧下さい!二時間半という上映時間が苦にならないほどの面白さです。




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