うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第六十六回映画レビュー「SAMURAI」

SAMURAISAMURAI
(2004/06/04)
倉田保昭、シリル・ムラーリ 他

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【あらすじ】
戦国時代、呪われた儀式によって不死身の戦士コデニが誕生した。
それから500年後の現代。彼は大組織のボスとなって世界を掌握していたが、
かつてコデニを生み出した藤原家の子孫である藤原警部によって射殺される。

しかし、コデニの魂はフランスに住む警部の娘アケミの胎内に乗り移り、
再び転生することを企む。それを先祖のお告げによって知った藤原警部は
すぐさまフランスへと向かうが・・・。






「和製ドラゴン」こと倉田保昭主演のアクション映画。




ちなみにフランス映画です。




ハリウッド映画界では日本人に対する知識がまだまだ不足しているらしく
酷い時には魚を丸ごと生で食うといった
日本人もびっくりのトンデモ日本が登場しがちです。

その点フランス人はよく分かっているらしく
日本ロケを行って撮影をしたと思われるシーンもあり、
ちゃんと「日本っぽい日本」になってはいるんですが、やっぱり変なところがちょっとだけ・・・
いや、かなりあります。

なぜか戦国時代の武士が忠誠心とか書かれたハチマキしてたり
(しかも皆五分刈り)

長寿とデカデカ書かれたマッチにアニメキャラっぽい絵が描かれていたり
(どういった店で貰えるんでしょうか)



他にも突っ込めばキリのないおかしな日本がたくさんあるんですけど、
まあそういうのも
「俺たちは日本っぽいデザインがカッコいいと思って
ワザとこういう風にしてるんだ、そこんとこ頼むよ!」

という製作者の熱意が感じられて、少なくとも
某007と吸血鬼ハンターが共演していたトンデモ日本映画に比べると
よっぽど好感が持てます。




そんな細かいことはどうでもいいとして、この映画の見所について




やっぱり倉田保昭さんのアクションが最高!



この人これに出演してた時点でもう60超えてるはずなんですが
動きを見てるととてもそうだとは思えません。
キレ味抜群、スピード感満点のアクションを見せてくれますよ。

脇役の人達のアクションもなかなかのもので、アクションシーン自体も結構多いですから、
ただ単にアクション目当てで見ても充分楽しめると思います。





でも、この映画の隠された見所は、トンデモなストーリー



簡単に言うと、悪の大魔王のコデニさんを倒そうって話なんですけど
もうそのコデニが登場するシーンがまずおかしい。

オーピニング、女性のお腹からポトッと赤ちゃんが出てきたと思ったら
瞬時に巨大化、大人サイズになります。

ちなみに外見は「エルム街の悪夢」のフレディをマッチョにして色白にした感じです。
しかもなぜかマワシを締めています。
日本魂溢れるコデニさんです。



それから500年後、不死身とのたまってた割には
年でパワーがどうとか言ってあっさり射殺されてしまいましたが
一体その500年の間、コデニさんは何をしていたのでしょうか。




答え
秘密結社を作ってノンビリしてました。
500年とコデニさんのパワーがあれば世界征服ぐらい簡単そうに思えるのですが
やはりそう簡単にはいかないようです、現実は厳しいですね。

ちなみに資金源はゲームソフトの販売です。
扱うジャンルは○拳風味の3D格闘ゲームです。

しかもこのゲーム、驚くべきことに
コデニさん本人が使用キャラとして登場しています。(もちろんマワシ付き)
相手から攻撃を受けても全くひるみません、鬼性能です。

しかし、戦国時代から生きているおじいちゃんでありながら
TVゲームなどという若者向けのものに目を付けるとは
コデニさんはかなりユニークな方のようです。




そんなユニークでユーモアセンスたっぷりのコデニさんが
倉田さん扮する藤原警部の娘アケミの胎内でやんややんややって
更にはコデニさんの秘密結社から送られてきたエリート暗殺部隊の
中年制服軍団(皆学ラン着てる)の面々も加わって、
凄まじいアクションを交えながら物語は進んでいきます。



そしてクライマックス、
藤原警部がピンチに陥ったり、中年制服軍団のボスが
映画史上稀に見るあっけない最後を遂げたりしながら
とうとうコデニさんとの対決になるんですが・・・・





この展開には思わず爆笑してしまいました。

いや、失笑と言った方が良いかもしれません。





この展開は正直言って予想がつきませんでした。
この映画、一応シリアスな雰囲気なんですけど、もう何か・・・・ああ、もう何も言えません。
思い出すだけでも力が抜けてしまいます。



このブログでは基本的にネタバレはしない方針なのですが、
どうしても気になる方のために、ヒントを二つご用意しました。

まあこのヒントを見てオチの内容が分かる人は少ないでしょうけど
一応肝心の部分は伏せておきますので、各自のご判断でどうぞ。




ヒント1:一応、これまでの話の中にしっかりと伏線が張られています。ゲームソフトが伏線です。

ヒント2:実は、全く同じとはいかないまでも、似たような展開の映画が昔ありました。
     ジャッキー・チェン主演の「シティ・ハンター」です。





全体的にとんでもなくオバカなアクション映画なのですが、
倉田保昭さんのファンであれば、見ても決して損はしない作品だと思います。


あ、そうそう。
タイトルは「SAMURAI」となっておりますが、
登場人物のほとんどというか、ほぼ全てがカンフー使いでした。





ストーリー ★
スリル   ★★
オバカ   ★★★★★
グロ    ★
クライマックスの腰砕け度 ★★★★★




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