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うまい棒めんたい味の如く映画を語る うまい棒めんたい味の如く映画を語る 20080307

うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第六十五回映画レビュー「心霊THEドキュメント 遂に見た!恐怖怪現象」




   ※アマゾンでは売られていなかったのでジャケット出せませんでした。







今まで実際に起こった体験談、
心霊スポットと呼ばれる地への訪問など、
本物の恐怖体験を完全収録!次々と起こる戦慄の心霊現象から目が離せない!
(ジャケット裏の紹介文より)






オカルト系の話って大好きなんです。
特に、あからさまにうそ臭い話の類
あの嘘臭さがたまらなく好きなんで


で、映画のDVDを借りるついでに
「カメラは見た!恐怖の心霊現象」とか
「これを見ると呪われる!杉沢村潜入ルポ!」だとか
そういった胡散臭いビデオ映画もたまーに一本借りるようにしています。




で、今回はそういった「自称心霊現象ビデオ」の中で
最近観たものをレビューさせて頂きます。




尚、いつもは作品のストーリーやら演出やら見所やらを
包括的にまとめてレビューしていますけど
なんせこういったものはストーリーも演出もあって無いようなものなので、
作品の最初から最後までの流れを追っていきながらツッコミをいれる形でレビューしていきます。

また、臨場感をより良く伝えるため、作品を観ながらこの記事を書いております。




始まってすぐにこの作品の主人公とも言える
Vシネ女優でありながら強い霊感の持ち主である椎名愛さんが登場します。



カオルちゃんこと竹内力の名物シリーズ「ミナミの帝王」ぐらいしか
Vシネを観ない僕には、椎名愛さんが有名な人なのか、
はたまたマイナーな人なのか良く分からないのでgoogle先生に聞いてみたところ
「ゾンビ・オブ・ザ・デッド3」という映画に出演していることが分かりました。





「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」といえば、ゾンビファンなら誰もが知っている超有名タイトルです。
そんな人気シリーズの第三弾に出演しているなんて、きっと彼女は有名な女優さんに違いありません。



そんな有名な方が「遂に見た!」なんておっしゃられているんですから
きっと本物の幽霊が登場するに違いありません!

カメラの前に幽霊が姿を現す歴史的瞬間に立ち会える、素晴らしいことです。



大槻教授もジェームズ・ランディも泣いて土下座しなければならないかもしれません。
僕も「嘘臭い」と言った事を謝罪しなければならないかもしれません。


これは期待できます!




さて、そんな大女優の椎名愛さん、スタッフに連れられて
過去に悲惨な事件があったと言われる公園に赴きました。
ナレーターの解説によれば、椎名さんには事件のことを全く話していないんだとか



しかし椎名さん、「暗い雰囲気がします」「こわいですっ」「こわ〜い」
公園に漂う霊気を感知し、妙な場所があることに気がつきます。

その公園にはたくさん樹木が植えられているのですが、
なんと!一部だけ木が少ない場所があるんです!




これはたまたまそこだけ植えなかったといった偶然でも
そもそもそんなに少なくないといった理不尽な理由で片付けられるものではありません。

現に椎名さんもその場所で「寒気がする」とおっしゃっています。
えっ、冬だから?何を言ってるんです!




もしや開始6分で早くも幽霊出現か!?とドキドキしてしまいましたが、
椎名さんは「ここから出ましょ」とどっかへ行ってしまったので、
結局幽霊は出てきませんでした。



・・・・・まあ、まだ最初ですからね、次で出ますよ、多分。



えーと、次の心霊スポットは「見た!霊の姿!怨霊の林!」

おっとっと、「見た!霊の姿!」と断言しました。
これは間違いなく幽霊が登場するよといったことでしょうか。
もし映らなければ嘘つきということになりますが、
まさか椎名愛さんともあろうお方が嘘をつくなんて到底思えません。

さあ、怨霊の林へレッツゴー!



夜な夜な女のすすり泣きが聞こえるという林の中に作られた遊歩道を真昼間に訪れた椎名さん。
前の方から重い雰囲気が押し寄せてくると険しい表情で語ります。
その後も「前から」「前の方から」
ひたすら前前言いながら進んでいきますが、そのうち妙な場所を発見します。

なんとその場所には木が一本もないのです!
・・・何だか前にも聞いたような気がしますが、そんなことはどうでもいいです





椎名さんは「あそこに女の人の霊がいます、分かりますか?」と
その人が整備したように見える場所を指差します。



おーっと、いよいよ幽霊が登場しました!
でも、カメラには何も映っていません。
見えているとのたまっているのは椎名さんだけです。
これは僕が霊感ゼロの駄目人間だからでしょうか。


椎名さん曰く、幽霊は「先に進むな!」と警告しているとのこと
先へ進むと悪霊に殺されてしまうんでしょうか、恐ろしいです。
この先には変わり果てたジョギング中の男性や
犬の散歩をしていたおじいちゃんの死体が転がっているんでしょうか、
ヒエー
しかし椎名さん、自分で言っときながらどんどん先へ進んでいきます。
「悪霊なんて怖くないわよ!」ってことですか、さすがです。



その後も重いとか寒いとかいいながら結局遊歩道を渡りきっちゃいました。

椎名さん曰く、「すっごい怖かったです!この林は入らない方がいいです!」とのことですが、
幽霊が見えなかった僕は全然怖くなかったです。
第一、「入らない方がいい」なんていわれてもその林がある場所が分からないので、入りたくても入れません。




・・・・・おそらく、霊感の強い人だけが恐怖を実感することができたのでしょう。
タイトルの「見た!霊の姿!怨霊の林!」も決して嘘ではなくて、
「見た!(椎名さんが)霊の姿!怨霊の林!」
ということなのでしょうね。

しかし、このDVDの紹介文には霊感が強い人専用だなんて
どこにも書いてなかったので、きっと僕のような霊感ゼロの人間にも幽霊を見せてくれるはずです。
さあ、次へ行きましょう。



今度は「椎名愛に実際に起こった心霊現象」とのこと



ん?ちょっとおかしいですね。
この文章ではまるで今までの公園だとか林だとかは嘘っぱちだと言っているかのように思えるのですが・・・、考えすぎですね。



ここから先は椎名さんが体験談を語ってくれます。



あの椎名愛さんの体験談なのですから本物であることは間違いないでしょう。
で、話の内容というのが・・・


彼氏の部屋にいたら彼氏が急に首を絞めてきて、振りほどいたら
彼氏が二時間ほど泣き出した。その時近くの林の奥から何か気配がしたから
多分霊の仕業だったんじゃないかなという話




「だったんじゃないかな」とあえて断定しない
謙虚な姿勢には感心しますね。




さて、次は「城跡に潜む武者達の霊」




鎧武者の霊ですって!怖いですねー。

きっと黒澤明も真っ青の戦国スペクタル的雰囲気がむんむんの鎧武者達の霊が
見られるのでしょう、楽しみです。
では、見てみましょう!








・・・・・・あの、もう威圧する雰囲気だとか
威嚇する眼差しだとかうなり声が聞こえるだとかはもういいですよ。
幽霊を見せてくださいよ、幽霊を。
さっきから歩いてるだけじゃないですか

そろそろ褒め殺しも疲れてきたんですけどね。


「訴えるような気持ちを感じて悲しくなってくる」
悲しいのはこっちです。

「気分悪いです、話せないです。
さっきから思いっきりベラベラ話してるんですが




結局、何事もなく下山しちゃいました。







・・・・・・・・・なるほど、この映画はお楽しみは最後に取って置くというスタイルなんですね。
アクション映画とかも一番最後に凄いシーンが来るのが定石ですからね

なかなかニクいことをしてくれます。
クライマックスでの幽霊登場が楽しみですねー。

じゃあ、最後の心霊スポットまでは幽霊が映らないから見る価値がないってことですね。
それならもうそれまでの部分はぜーんぶダイジェスト形式で簡単に飛ばしちゃいましょう。
だって後30分以上もあるんですよ。
このままだと記事も半端なく長くなっちゃいますからね!



では、どうぞー!





「椎名愛に実際に起こった心霊現象2」


大学生の頃、お風呂でラジカセを聞こうとしたらなぜか「ひゅー」という明らかに女の人の声が流れてきて怖くなってお風呂を飛び出して気を紛らわすために妹の友達と話してたら
実は妹が心霊スポットにいって連れてきたのでプロのお払い師に頼んだという話





「霊が集まる山頂にある墓地」


山道を散歩、気配を感じる
「ちょっと怖いですね〜」
「林の方を見てください、くらーいんですよ」←そりゃ林の中は暗いでしょう。
結論:助けを求める自縛霊




「襲いかかる悪霊、魔のトンネル」


バラバラにされた女性の霊がいる(らしい)トンネル
水をやたら怖がる椎名さん
「いやーな感じがするんですよねー」
突然走って入り口まで戻ってくる椎名さん、「白いのがいた!」
(さっきまで椎名さんの後ろにぴったりついていたカメラがこのシーンになると
いつの間にか入り口に戻っていて、走ってくる椎名さんを撮っています。
まるであらかじめ走ってくるシーンを撮る予定だったとしか思えません、恐怖です。)




「椎名愛に実際に起こった心霊現象2」

実際に霊を見た時の話。沖縄の今は使われていない合宿所の階段で撮影してたら
誰かに後ろからバンって押されて病院に運ばれて病院のベッドで寝てたら
気持ち悪くなったのでトイレに行ったら首から下がない子供が廊下を走ってきて
どうしようどうしようと思ってたら朝になってベッドにいた。
このことを付き添いの女の子に話そうとしたら
なぜか女の子は自分で自分の首を絞めていた。
後でその子に話しを聞くと、椎名さんが寝ているベッドの上で
首から下がない子供が遊んでいた。
その日以来盛り塩をするようになったけど、撮影から帰ってくるとなぜか平らになったりして
無くなっていた。後、霊感が強い女の子二人が高熱で倒れて
撮影所の雰囲気が悪くなっていった。






さて、そんなこんなで大した変化もなく最後のパートになりました。
「襲いかかる悪霊、魔のトンネル」



一家四人全員が心中したとナレーターが言っている家に椎名さんが乗り込みます。
やたら事実なんだと強調していますが、相変わらず場所を教えてくれないので確かめようがありません。

「観音様が周りに立っている」とのことですが、その「周り」を映してくれないのはどういったわけなんでしょうか。


なんと今回は乗り込むだけでなく、一日そこで過ごすんだそうです。
ちょっと前のスポットで「危険だから近づくな!」と警告してた癖に。悪霊に襲われたらどうするつもりなんでしょうか。

それに、この時点で残り時間が四分を切っているのですが・・・




さて、家の中に入った椎名さん、相変わらず「圧力」だの「寒気」だのと言った
台詞を繰り返しています。まさかこのままこれで乗り切るつもりなのでしょうか。



上映時間60分(ジャケ裏参照)のうち残り三分となり、一家心中があったとされる部屋で正座しながら
「怖い〜」とか言ってます。
じゃあ最初から入るなと言いたくなるのは僕だけでしょうか。




残り二分、ここからは定点カメラの映像に切り替わり
部屋で正座している椎名さんを上から見下ろした視点になります。
でも変わったのはそれだけです。

「懸命に平常心を保とうとしている」なんてナレーションが入りますが、
どう見ても懸命に平常心を保つフリ
にしか見えません。昔「USOジャパン」という番組で「嵐」のメンバーが
心霊スポットに籠もって「あああ、寒い〜」
嘘丸出しの演技をしていましたが、それと大して変わりません。

なんかいかにも「何かが目の前を横切ってビックリ!」って感じの表情作ったりしてますし。




残り1分

1分30秒あたりから映像が早送りになり、
何かに「おどろいたフリ」をしている椎名さんが
立ち上がったり耳を塞いだりするようになりました。
勿論、霊なんてこれっぽっちも出てきません。


そして早送り映像が終わり、突然椎名さんが「ああっ」と声を上げます。
その後、もう何回も見た何かが見えてたり聞こえたりするフリをしばらく続けた後、再び早送りになります。

この時点でジャケットに書かれている上映時間60分をオーバーしました。せっかく残り時間数えたのに・・・




さて、上映時間大体62分ぐらいになって、今度は後から付け足したようなラップ音が響き渡り、
椎名さん「ヤー」とか「ヤバイヤバイヤバイ」とか言って怖がっちゃいます。
可愛いですね。
でもめちゃくちゃわざとらしいです。




それが大体二分ほど続いた後、スタッフが来て終わりを告げました。
椎名さんの感想は「怖かったよ〜変な人がいっぱいいた〜」

アメリカのゲイカーニバルに行った時の感想としてもそのまま使えそうな、大変シンプルな感想です。

その後、椎名さんはスタッフの「お化け出ましたか」の質問に鼻水が出た。と答え、ひたすら「変な人」を連呼しながら
「ここはヤバイです。」と警告してくださいました。




これで本編は終わりです。



その後、エンディングでこのようなナレーションが入ります。



一つの戦いが終わった。
数々の霊体験を経てきた彼女だからこそ、できたと言っても良い挑戦だった。
あなたは決して真似をしてはいけない。
いみじくも彼女自身が言っていたように、
この世には、足を踏み入れてはならない場所がある。
その場所は、あなたのすぐ近くかもしれないのだ。



プロデューサー 阿蘭 澄侍





ええと、どこから突っ込めばよろしいのでしょうか。







全体的感想を述べさせて頂くと、これは椎名愛さんのPVだなと感じました。

椎名愛さんがどれぐらい売れている女優さんなのかは分かりませんが、
正直なところなかなかの美人でです。このビデオも心霊ビデオと考えず、
彼女の魅力を伝えるための新感覚エセドキュメンタリーと考えれば、なかなか楽しめるのでは・・・・・・。






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