![]() | レクイエム・フォー・ドリーム デラックス版 ジャレッド・レト、エレン・バースティン 他 (2004/06/25) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
ハリーは母親のサラと二人暮し。
サラは朝起きてお菓子を食べながらテレビに釘付けになるだけの毎日。
ハリーは窃盗と麻薬でだらだらした生活を送るだけ。
そんな彼の心のオアシスは恋人のマリオン
二人で未来の事を語り合うのが幸せな時間だった。
ある日、友人のタイロンから麻薬の売人になる話を持ちかけられる。
計画は見事に成功し、ハリー達は大金を掴むことができた。
一方そのころ、いつも見ているテレビ番組から出演依頼の電話を受けたサラは喜び、
昔着ていたドレスを身に着けようとするが、体が太ってしまった今では
着用できなかった。必死でダイエットを試みるサラ
そんな折、友人の話から「ダイエット薬」なるものを処方してくれる医者の存在を知り
その薬を購入し、服用するようになるが・・・・・。
実はね、麻薬中毒の人を見たことがあるんですよ。
いや、僕がじゃなくて、家族がなんですけど。
内容を詳しく書くと長くなっちゃうんで省きますけど、
腕に紫色の筋が入って
「ああ、追いかけてきたー!」とか訳の分からないことを延々と叫んでいたそうです。
ドラッグって本当に怖いですよね。
体を悪くするっていうのも怖いけど、ハマると抜けられなくなるって所が一番怖い。
この「レクイエム・フォー・ドリーム」も、そんなドラッグの怖さを描いた作品です。
監督は「π」のダーレン・アロノフスキー。
「π」は期待しすぎたこともあって、正直それほど面白いとは思えなかったのですが、
この作品でこの人の凄さというものを身に沁みて感じました。
どこが凄いかというと、演出がやりすぎを超えて狂ってる。
序盤の早回しとか、監視カメラっぽい映像とかの演出は
「なんだこいつ、ミュージック系気取りか?」なんて思ってたんですけど、
中盤から「おいおい、いくら何でもやりすぎだろ!」って感じになってきて
終盤のバッドトリップ演出なんかはもはや右脳以外の機能がマヒした状態に陥ってしまいました。
麻薬中毒者の体験談によくある「絵本の中からピーターパンが出てきて
話しかけてきたんだ。」をそのまま映像化したような感じ
いやあ、ここまでぶっ飛ばしまくりの演出って気持ちがいいですね。
でも演出だけじゃなくて、ストーリーもかなりのものなんですよ。
アメリカ映画のドラッグって大抵はなんかいかにもアウトローな人達が
「ふひょー、きくぞー」とか気楽そうにやってるんですけど、
この映画でドラッグやるのはボンクラだけどいい人な主人公(ジャレッド・レトー)と
その夢見がちな彼女(ジェニファー・コネリー)と、
テレビジャンキーのおばあちゃん(エレン・バースティン)
まだ上の二人はありがちだとしても、おばあちゃんまでドラッグ漬けになって
ジャンキーになっちゃうんですよ!
理由が「大好きなテレビ番組に綺麗な格好して出たいわ!」なんて
ほんのささいなことなだけに、余計に痛々しい。
最後の方なんか髪はボサボサ、顔はガイコツそのもので
「私テレビに出るの。自慢の息子よ」とか呟きはじめちゃって
もう観ていてゾーッとします。
おばあちゃんだけじゃなくて、他の登場人物も
皆ドラッグのせいで酷いことになります。
ハリーは売る立場のつもりが自分もミイラになっちゃって
同じくジャンキーになったジェニファー・コネリーから
「ドラッグが欲しいからガマンして寝てるんだ!」みたいなことを言われちゃって
本人も可哀相なことに・・・・
そのジェニファー・コネリーなんかはあまりのドラッグ欲しさに・・・
あーっと、ダメ。このブログでは言えません。
軽くショック受けましたからね。あのジェニファー・コネリーがあんなことを・・・・・・
狂いに狂った演出を通して、ドラッグの悲惨さがこれでもかというぐらいに
描かれています。
タイトルの「レクイエム・フォー・ドリーム」っていうのは
ドラッグによって奪われてしまった登場人物の密かな夢を指してるんですね。
よくACのコマーシャルとかで「ダメ、ゼッタイ」とか言って
麻薬撲滅キャンペーンみたいなことをやってますけど、そんな回りくどいことするよりも
この映画一本見せちゃった方がいいんじゃないでしょうか。
でも、この映画はドラッグの恐怖だけじゃなくて、
あらゆるものに対する中毒性を指摘した部分もあるんじゃないでしょうか。
サラがドラッグにハマる以前からテレビ中毒に陥ってたように・・・・
僕らも知らず知らずのうちに何らかの中毒になっていたりして
例えば、パソコン中毒とか・・・・・?
ストーリー ★★★★
スリル ★★★
オバカ ★★★★
グロ ★★★★
ドラッグが嫌になる度 ★★★★★
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