うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第五十七回映画レビュー「バットマン ビギンズ」

バットマン ビギンズ バットマン ビギンズ
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他 (2006/07/21)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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【あらすじ】
ゴッサムシティの大富豪である両親を
いきずりの強盗チルに殺されたブルース・ウェインは
チルへの復讐に燃えるが、チルは彼の目の前でゴッサムシティを牛耳る
悪の権力者ファルコーニの放った刺客によって殺されてしまう。

小さな悪を無くすためには、より大きな悪と戦わなければならない。
その想いを胸にブルースはヒマラヤに本拠地を構える影の組織の試練を受け
見事合格するが、多大な犠牲を払う事を前提とする彼らのやり方に賛同せず
ヒマラヤを脱出し、ゴッサムシティへと帰還。

悪人の心に恐怖心を植えつけるため、彼は自分が最も恐れているもの
コウモリをシンボルとした戦士、バットマンとなり、ゴッサムシティに蔓延る
悪に立ち向かう。




「メメント」のクリストファー・ノーラン監督による
新たなるバットマンシリーズの第一作目となる作品です。



「なぜブルースウェインは悪を憎み、コウモリ男バットマンとなって
戦うことになったか。」
といった、まさにバットマンの起源についてじっくりと語られております。





この作品の特徴は、リアリティ溢れる世界観。

元々バットマンは数あるアメリカンヒーローの中でも
ダークでシリアスな世界観を持っていたのですが、
本作ではそのダークな部分を継承しながらも
そのダークさがより現実感溢れるものになるよう
様々な改変が加えられています。



新たに生まれ変わったバットモービルなどもその一部です。
装甲車のようなパワー溢れる新バットモービルによる
警官隊との激しいカーチェイスはなかなかのもの



ティム・バートン版では
「本当に人が住んでるのか!?」と思ってしまうようほどオブジェっぽさが漂っていたゴッサムシティも
ニューヨークの暗黒部分を強調した、もしかしたら現実にありそうな感じの
怪しい街といった感じになっています。
(神経ガスを撒き散らされたゴッサムシティの全貌は
バートン版のそれとよく似ているんですけどね)


中でも面白いのは、バットマンスーツを手作りするシーン
「スパイダーマン」が公開された際は、「あのスーツはどこで作ったんだ」という疑問が
そこかしこに言われましたが、こういったシーンを入れておけば
そう言われることもありませんでしたね。


スーツの部品を細かく分け、それぞれを別の国に
一万個ずつ大量発注することによって秘密が露見しないようにする。

というアイデアには脱帽してしまいました。さすがはお金持ちです。




そして、もう一つの見所が豪華キャストの共演

新たなるブルース・ウェインにクリスチャン・ベール
寡黙ながらも熱い演技が光る執事のアルフレッドにマイケル・ケイン
クールな科学者フォックスにモーガン・フリーマン
意地悪な経営者のアールにルトガー・ハウアー
ゴッサムシティの実力者ファルコーニにトム・ウィルキンソン
イカれた精神科医クレイン(スケアクロウ)にキリアン・マーフィー
意外と頼れるゴードン警部補にゲイリー・オールドマン(←ビックリ!)


などなど、様々な名優が登場しております。








・・・へ?




渡辺謙はどうしたかって?






ああ、なんか公開当時は色々と騒がれてましたね
「渡辺謙、ハリウッドで悪役に挑戦!」とか言ってね。

日本のメディアって、日本人が海外に行きさえすれば
それがどんな内容であってもとりあえずは大騒ぎするんですよね。






ええ、出てますよ、アクションもしますよ、カッコいいですよ。




でも出番は十分もないです。
いわゆるチョイ役です。



しかも、これは物語後半になって分かるんですけど、
実はかなり情けない役だったりします。




これでハリウッドで大活躍!だなんて
騒ぎ立てられた謙さんも、内心複雑な心境だったのではないでしょうか




まだキアヌ・リーブスと共演した映画が大コケした
ビートたけしの方がマシってもんですよ、ええ。






渡辺謙を期待して観るのは絶対オススメしません
ヒーローモノ、特にダークヒーローが大好きだという方であれば
満足の行く出来であると思います。



ちょっと気になったのは、クリスチャン・ベールのアクションが
ややもっさりしてるということと、最後に登場する黒幕がパッとしないことぐらいでしょうか。




ストーリー ★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★
グロ    ★
渡辺謙のチョイ役っぷり  ★★★★★





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追記



現在編集中の続編、「ダークナイト」のジョーカー役として
出演する予定であったヒース・レジャー氏が
1月23日に逝去されました。

氏は「ブローバック・マウンテン」や「ロック・ユー」などで
素晴らしい演技を披露し、「ダークナイト」の予告で見せた
狂気溢れるジョーカーも、ファンの期待を高めるのに相応しい怪演でした。
謹んで、哀悼の意を表明します。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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