うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第四十回映画レビュー「暴走特急」

暴走特急 暴走特急
スティーブン・セガール、エリック・ボゴシアン 他 (2007/12/07)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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【あらすじ】
豪華列車が突如ハイジャックされた。
犯人は元CIAのデインと、彼に雇われた傭兵グループのリーダー、ペン。
彼らはその列車で旅行中のCIAのメンバーを捕らえてデインの開発した
粒子ビーム砲搭載の人工衛星「グレイザー1」のパスコードを吐かせ、その操作権限を掌握。
司令室をコンピュータールームに改造し、大金と引き換えに粒子ビームで中国のガス工場や旅客機を破壊。ついには国防総省のあるペンタゴンへ標準を合わせようとしていた。
あふれかえるダミー衛星の妨害によってグレイザー1を破壊する事が出来ず、
途方にくれるベイツ提督達・・・。

しかし、デイン達の計画には決して予測不可能な誤算があった。
それは、この豪華列車にあのケーシー・ライバックが乗り込んでいることだった。
グレイザー1の発射を食い止めるため、共に旅行していた姪を救うため
ライバックはペン率いるプロの傭兵軍団に立ち向かう・・・。




日本のセガールファンが最高傑作としてよく挙げるのがこの作品。


タイトルに毎度お馴染みの「沈黙〜」は入っていませんが
実はこれが「沈黙の戦艦」のただ一つだけの正式な続編だということはあまりにも有名です。




多分、配給会社の方でも「次のセガール映画のタイトルは沈黙の特急とかでいいんじゃない?」
とか言う意見があったと思うんですよ。

それが、ちょっとばかり年を召したような御方(責任者)が出てきて、
「いや、これ、あの暴走機関車に似てるからさ(どこがじゃい)
暴走特急ってタイトルにしたら売れるんじゃないの?沈黙だなんてダメだよ〜」

とか言っちゃって、色々あってタイトルは暴走特急になって
それからしばらくしてまた売り上げとか責任者交代とかどうのこうのあって
「よーし、今度のセガール映画は沈黙シリーズ待望の続編ってことにしちゃおう!
だってそのほうが売れるじゃん!

ってな発言があって、結局沈黙シリーズが復活
その結果として、十本以上のなんちゃって続編
仲間はずれを食らった正式な続編という
奇妙な状況が出来上がったんじゃないかな〜、といったことを妄想してみたりもしました。




さて、無駄話は置いといて、映画の内容に入って行きたいと思います。




大まかなストーリーは前作と大体一緒

1.テロリスト現わる
   ↓
2・綿密な計画のおかげで、テロリスト圧倒的有利
   ↓
3・ベイツ提督困る
   ↓
4・ライバック氏登場、テロリストをボコボコ
   ↓
5.テロリスト、ライバックの正体を知って驚く
  ↓
6.ライバック勝利



こんな感じで話が進んでいきます。





違う所といえば、今回の舞台
前回があの大きな戦艦だったのに対して、
今回は縦長な列車。
しかもその行く手に待ち受けるのは、
白髪が素敵なペン隊長率いるプロの傭兵集団。



前作のような「偽ミック・ジャガーと愉快な仲間達」ではありません。
さすがのライバック氏も今回ばかりは苦戦か・・・・・。









そんなわけないですよね。




ライバック氏にとっては、相手がミック・ジャガーもどきの連れであろうと
プロの傭兵であろうとあまり大差ないようです。

いつも通り、一人、また一人と殺害されていきます。

場所にしても、別にどこだろうと関係ないらしいです。
あ、でも本人曰く「キッチンじゃ誰にも負けない」だそうです。
僕はこの人がキッチン以外で負けそうになっている所も、
あまり観た事がないんですけど・・・。


いつも通り傭兵とは名ばかりの雑魚をぶっ殺して楽しんでいる
ライバック氏にとてつもないトラブルが発生します。



女スナイパーによって右肩を狙撃され、列車から落ちてしまいました。



なんとか列車へ戻る事が出来たライバック氏。
しかし、肩に重症を負ってしまいました。
普通のアクションヒーローなら、これ以降は肩の傷を庇いながら
苦しい戦いを続けるんですけど、この男ときたら、
成り行きで仲間になった黒人バーテン見習いに「大丈夫か?」と聞かれて
こんなことを言いやがりました。


「心配するな、弾は貫通した。
撃たれた内に入らない」




もうびっくりです。
この男、例え心臓を打ち抜かれたとしても
「弾は貫通したから大丈夫」といいそうです。



とある経緯から、そんな伝説の反則野郎なライバック氏が
自分達の相手だと知った傭兵達も驚きのあまり愕然としてしまいます。


ペン隊長「ライバック!?」

デイン「そう書いてある。」

ザコA「ケイシー・ライバックのことか!?」

ザコB「マジかよ・・・」

デイン「ケイシー・ライバックってのは誰なんだ?」

ペン隊長「海軍特殊部隊で隊長を務めていた男さ、対テロ対策のエキスパートだ」

ザコC「俺の教官だった男だ・・・。」

ザコA「ナンバー1の兵士だ・・・。」

デイン「ナンバー1はあんただろ、ペン?」

ペン隊長「侵入者の死体を確認しなかったのか?」


ペン隊長、ライバックに恐怖するあまり
デインの言う事を無視しちゃってます。


残り上映時間が半分以上残っている時点で
敵の戦意を消沈させてしまうほど、ライバック氏は恐ろしい男なのです。



この後、ライバック氏の放ったカクテル式火炎瓶によって兵士が一人炎上したり
ライバック氏が列車から落ちたり、ステルス機が壊されたり、色々あって
ペン隊長と無傷も同然なライバック氏のタイマン勝負になります。



銃を使わず、あえてナイフでの白兵戦を挑むペン隊長。
この戦い、前作と同じくセガール映画屈指の戦闘シーンとなっております。

もちろん、別に両者の実力が拮抗している戦いというわけではなくて
終始優勢なライバック氏の最強っぷり
高い評価を受けているわけなのですが







ライバック氏の無敵ぶりを強調するあまり、
どこぞのC級映画のような感じだと思われかねないレビューとなってしまいましたが
セガール映画の中でも屈指の傑作であり、アクション映画全体においても
高いレベルを誇る作品であると思います。

スピーディーな展開、アクションのキレ、サブキャラの活躍など
セガールファンが最高傑作として選ぶのも納得の行く出来です。

音楽、特に山岳を走る列車の雰囲気とヒロイズムをミックスさせた
本作のメインテーマはかなりの格好良さ。
もし万が一続編を撮るようなことがあれば、
この曲を「ライバックのテーマ」として使用して頂きたいものです。
(ランボーのテーマと似ているような気もしますが、おそらく気のせいでしょう。)



タイトルに「特急」と付いていながら、
ライバック氏が普通に車両の上を歩いていることにはツッコまないでくださいね。
原題には「特急」を意味する言葉なんて一字一句とも使われていませんから。




ストーリー ★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★★
グロ    ★★★
ライバックの理不尽さ ★★★★★




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