うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第三十九回映画レビュー「ブラッディ ナイト 聖し血の夜」

ブラッディナイト 聖し血の夜 ブラッディナイト 聖し血の夜
パトリック・オニール.ジョン・キャラダイン (2007/09/28)
有限会社フォワード
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【あらすじ】
1950年のクリスマスイブ、村の名士バトラーが自身の屋敷の前で焼身自殺を図る。
彼の遺言により、屋敷は事件当時の状態そのままで放置されていたが、
20年後、相続人の孫によって屋敷の売却が決定された。
町長と街の人々はなぜかあの屋敷を恐れ、弁護士を通じて屋敷を買い取り
取り壊してしまおうと企む。

その日の晩、弁護士とその妻しかいないはずの屋敷から、
メアリーアンと名乗る不気味な声の人物から電話がかかってきた。
「町長達に伝えて、父の屋敷で待っているわ」その人物は電話の交換手のテスに
このようなことを告げた。
この電話に恐怖を覚えたテスは保安官のメイソンにこの事を伝え、
自身もまた屋敷へと向かった。

一方、バトラーの孫で、精神病院から脱走してきたジェフリーが
町長の家へとやってくる。
町長の娘ダイアンと共に屋敷へと向かうジェフリー、
しかし、彼を待ち受けているのは血も凍る惨劇と
この屋敷、ひいてはこの街に関する血塗られた過去だった・・・。






1972年の作品。
セオドア・ガーシュニーという方が監督のようですが、
この人についてはいまいちよくわかりません。
DVDの解説によると「フロム・ザ・ダークサイド」の監督もしていたらしいのですが、
調べてみても名前は出てきませんでした。

脚本、制作のジェフリー・コンヴィッツは
77年の「センチネル」(これはどこかで観たような・・・)を初めとして
色々とB級映画の脚本、制作を手がけている方だとか。




この映画、観る前まではなんとなく外れの予感がしたんです。
このDVDを出した「レトロ・ムービー・コレクション・シリーズ」は
「SF映画の古典的名作!」だとか
「ロジャー・コーマンによる脱力モンスターホラー」だとか
良くも悪くも、僕でも名前を聞いたことぐらいはあるような有名なカルト映画が多いんですよ。

でもこの作品は今まで名前すら聞いた事が無いんです。
imdbでの評価も4.9と低めの数字。




「まあ外れても780円だし・・・」というような軽い気持ちで見てみると・・・。



いや、これすごいですよ



傑作とまではいかないかもしれませんが、名作と呼べる出来です。






この映画のどこがすごいのかと言いますと、その独特の映像にあります。
作品全体を通して、古いフィルムを再生した時に出るような傷跡が所々に浮き出ているんです。

それに加えて、登場人物によるナレーションと、時折挿入される不気味なモノクロ写真。
あたかもドキュメンタリー映画のような雰囲気を醸し出しています。
「聖しこの夜」を不気味にアレンジしたテーマソングも良いです。





殺害シーンでは、直接的な描写は少ないものの
犠牲者の叫び声や凶器の音を少しうるさすぎるぐらい強調することで
恐怖や痛々しさを倍増させています。
(「サイコ」のシャワーシーンや、「悪魔のいけにえ」の足切断シーンなどに近いかもしれません。)



そして、最大の見所は後半のとある人物による回想シーン
8mmカメラのようなモノクロ映像で綴られるこの場面、
そこに映っているのは精神病患者の群れ。
無表情に行進を続け、残虐な行為を働く彼らは映像と実によく合っていて
他の名作ホラー映画と比較しても充分渡り合えるほどの
異様さを匂わせています。







ストーリーもなかなかのもの。



あらすじでお分かりかと思いますが、
ちょっとしたサスペンス風味のお話になっておりまして
物語が進むにつれ、登場人物達の取っていた奇妙な行動が
明らかにされていき、屋敷にまつわる事件の真実に迫っていきます。

その真相は、一人の男の狂気から始まったものだったのです。
その背景には当時の社会が精神病院に対して持っていた
偏見も垣間見えます。
多少展開に無理のある点もないわけではありませんが、
映画全体を包む不気味な映像にふさわしい物語といえるでしょう。





残念なのは、この映画の出来に対して、
日本での知名度があまり高くないこと。
この映画をレビューしているサイトもわずかしかありませんでした。
ホラー映画ファンの皆さん、是非一度ご覧になってください。
良くも悪くも、強く印象に残る映画だと思いますので・・・・。




ストーリー ★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★
グロ    ★★★★
映像のインパクト ★★★★★






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第三十八回映画レビュー「ニューヨーク1997」

ニューヨーク1997 ニューヨーク1997
カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ 他 (2005/06/24)
東北新社
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【あらすじ】


近未来、大規模な凶悪犯収容所となったNYに大統領専用旅客機が墜落
大統領はNYを取り仕切るデュークという男に捕まり、
全囚人開放と引き換えの人質にされる。

この事態を重く見た刑務所長のホークは
その日偶然身柄を拘束されていた元特殊部隊隊員のスネーク・プリスケンに対し、
NYに潜入させ、大統領と彼の持つカセットテープを奪還する任務を与えた。
22時間以内に任務を成功させて戻らなければ、
スネークの首に埋め込まれた小型爆弾が爆発する。
果たしてスネーク・プリスケンは無事に戻ることができるのか・・・。






「遊星からの物体X」「ハロウィン」と並ぶ
ジョン・カーペンター監督の代表作。

この作品の主人公であるスネーク・プリスケンが
「メタルギア・ソリッド」シリーズの主人公、ソリッド・スネークの
モデルとなったことでも有名ですね。


1997
銃を構えるスネーク



この映画の見所はなんといっても、カート・ラッセル演じる
主人公スネーク・プリスケンの色んな意味で渋いキャラクター。
どこらへんが渋いのかといいますと・・・。





一、超有名人だ

凄腕の特殊部隊だったスネーク氏、
悪共の巣窟と化したNYで彼を知らないものはほとんどと言っていいほどいませんでした。
どこへ言っても誰かが声をかけてきます。

「あんた、スネークだろ!」
「死んだのかとばかり思ったぜ!」

と、こんな感じで色んな人が話しかけてきます。
頼りになる人物を紹介されたら、
実はかつての裏切り者だったというステキな再会もあります。

「沈黙の戦艦」のケイシー・ライバックもそうですが、
本編に出てこない主人公の過去っていうのは面白いですよね。




二、薄情だ

とある女性と出会ったスネーク、有名人ということもあって
話ははずみます。
普通のアクションものならこの女性が共に行動することになって
後々主人公のピンチを救うことにもなるんでしょうが・・・・・。


次の瞬間、街を徘徊するハイエナの群れ(比喩表現です)が
二人を襲撃!
彼女は瞬く間に捕まってしまいました。
ここでスネークが元特殊部隊隊員の腕前を披露するのかと思いきや・・・・・・・、


なんとこの人



とっとと逃げちゃいました




どうやら多勢に無勢と考えたようです。
この女性、これ以降一切登場しないところをみると死んだと解釈して良いみたいです。

ああ、シュワちゃんやセガールだったらあんなザコども
一瞬のうちに蹴散らしてしまうのに・・・・・。

しかし、この薄情さが彼の良さなのです。
なぜかと言いますと




三、善人ではない

そもそも、スネーク氏がNY潜入の任務を受けたキッカケは
たまたま同じ日に拘束され、警察署へ連れてこられたことでした。
つまり、この人は何か罪をやらかしたということ。
もっと平たく言えば、この人悪人
女性を見捨てた事に対してもこれで説明がつきます。
スネーク氏には、助けなければならない理由などなかったんです。

大統領の救出にしても、自分の罪の帳消しと引き換えのこと
決して国家を救いたいとか、そんな甘っちょろい理由ではなく
ただ自分の利益になるから。
しかし、善人じゃない故のアウトローぶりがスネーク氏最大のチャームポイントなんです。

この映画の合衆国はひどく荒廃し、
政府機関が圧倒的な権力を掌握して国民を支配しているといった状態。
(続編のエスケープ・フロム・LAでは更に悪化しています。)

大統領はとんでもない無能者、そしてそれを選んだ政府もまた最悪
そんな腐りきった世界の中で、ただ一人、善でも悪でもない自分の信念を貫き
孤独に生きる男、スネーク・プリスケン
とてつもなくかっこいいではありませんか!
ラストにスネークが取った行動も、この世界に対する彼の考えそのものでしょう。




こんな格好の良い男が主人公なんですから
近未来のNYのセットがそこらへんの路地裏にしか見えなかったり
NYのボスであるデュークが北○の拳に出てきそうな雑魚キャラルックスの上、大した見せ場もない
などというのは些細な問題ではないでしょうか。


1997ボス
真ん中の人がボスです。




80年代かつ低予算の作品なので、テンポの悪さなどが目につきますが、
今見ても十分に面白い出来だと思います。





ストーリー ★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★★
グロ    ★★
スネークの格好良さ ★★★★★




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ベン(BlogPet)

きのうベンが、引けも究明したよ♪

*このエントリは、ブログペットの「ベン」が書きました。

オヤジの映画祭第三弾「沈黙の報復」を観ました

オヤジの映画祭

オヤジの映画祭パンフレット
三本全てをタダ券無しで見るのは精神的にも金銭的にもかなり辛いと思う。頼むよホント・・・






第二弾、「沈黙の激突」が酷い出来だったので
タダ券を持っているにも関わらず
電車賃すら勿体無いし行くのやめちゃおうかな?」とも思いましたが
ブログのネタの為にも行ってきました。



今回のセガールは愛する息子をギャング団に殺され、
復讐に燃える父親。



始まって数分のところで、ぶくぶくのセガールフェイスのドアップ
画面一杯に広がったのを観て、ああ、今回も駄目かなといった
軽い絶望と慣れを混ぜ合わせたような感覚を覚えました。



と・こ・ろ・が
この考えは大きく裏切られてしまいました。
どちらかと言うと、良い意味で




今回、アクションシーンはかなり多め
相変わらずアップ&全体が見えていても暗闇でのアクションが多いのですが
今までのセガール作品や、前作「沈黙の激突」なんかでも
散々使われていた糞ったれスローモーションが全然かからない!

編集の人が上手いのか知りませんが、
スピーディーで爽快感を味わえるアクションとなっております。
(パンフレットによれば、「ロッキー」のスコット・コンラッドという人が編集担当のようです。)

しかも、アクションシーンの半分以上がセガール本人によるもの!
アクロバティックな動きを求められるシーンならいざ知らず、
最近の作品は敵を殴るシーンにもスタントマン、
酷いときには極々一部を除いてほぼ全てのシーンがスタントマンによるアクションという
絶望的な状況の中でこれは嬉しい!
相手を徹底的に痛めつけるセガール拳が久々に堪能できます。
首折りもたっぷりあるよ



「刑事ニコ 法の死角」や「アウト・フォー・ジャスティス」などの
初期作品を思わせる話の内容もファンにとっては懐かしい感じ。

セガールが珍しく生命の危機に陥ったりと
意外な展開も所々に散りばめられていて、退屈はしません。




これまた最近の作品では「セガールの俺様ショー」といった感じで
主人公のセガールとヒロインとラスボス以外、
酷い時にはラスボスまでもがロクなキャラ設定も無さそうな
没個性な人達ばかりだったのですが、
セガール以外の登場人物もそれなりに良く描かれています。
(あくまでもそれなりにですけど)

セガールに協力しながらも何かを隠している感じの黒人情報屋や
経営しているモーテルにセガールを泊めたばかりに
店を無茶苦茶にされてしまう世話好きのお姉さん。
アクション映画大好きなギャング団のボスなど、
クセのある人達がいい感じのB級映画風味を出してます。





でも、決してセガールの出番が少ないというわけではありません
今回のセガールはいつにも増してやたら暴力的。
既に戦意を喪失した敵を車のボンネットに叩きつけるといったことは当たり前。
勝手に人様の家に侵入するわ
一般人の癖に発信機を設置しまくるわ
良い意味で法権力をも恐れぬやりたい放題ぶり。
ここらへんの暴れっぷりも、初期の作品を彷彿とさせますね。

お気に入りのシーンは終盤、
敵のボスとその仲間がアジトとして使っている倉庫の中で、とある事から揉めあいになります。
彼らがもめている間にも見張り役のザコを文字通り秒殺しながら迫るセガール。
もはや、ジェイソンばりの殺しっぷりです。
敵の会話シーンの合間合間で殺害シーンが挿入されるのが笑えます。




そして、スペシャルゲストかどうかは知りませんが、
なんとあのダニー・トレホがちょっとだけ登場。
一連のロバート・ロドリゲス作品を初め、様々なB級アクションに出演し
一部の人達に熱烈な人気を誇るあのしっぶい顔のロンゲな人です。

残念ながら、セガールとバトルを演じたり、山刀を武器に共闘するといったことはなく
ほんの数分セガールと会話するだけの役どころですが、
そのインパクトはかなりのもの。
スクリーンに登場した時は「うわあ、ダニー・トレホだ!」と
嬉しくなっちゃいましたね。






原点回帰的な要素が多数含まれた、セガールファンの僕にとっては
久々の快作でありました。
これぐらいなら1500円払って観てもよかったかな?




頼みますからこの調子で頑張ってくださいね。
後、もうちょっと痩せてください




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第三十七回映画レビュー「イタリアン・チェーンソー」

イタリアン・チェーンソー イタリアン・チェーンソー
ダニエラ・ビルギリオ、ダニエル・グラセッティ 他 (2007/05/25)
エプコット
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【あらすじ】
リノとオーロラのカップルは三人のチンピラに絡まれるが
偶然通りかかったアントニオに助けられる。

アントニオの館に招待される二人、しかし、そこでアントニオが本性を現す。
彼とその家族は人肉を食う殺人鬼一家だったのだ。
リノは必死にこの家族から逃げようとする。
一方、先ほどのチンピラ達は報復のため、館に侵入しようとしていた。







「イタリア+チェーンソー」
つまり、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェント+悪魔のいけにえのテイストを合体させてみました。
といった感じの作品
両作品のオマージュが所々に溢れたなかなかの佳作です。


ってな感じのことを言うと、このレビューを読んでる皆さんはやっぱり
いや、人によってはこのタイトルを聞いた時点で
あの方を連想してしまわれるのではないかと思います。



あの、人皮マスクでポッチャリ系で、チェーンソーを振り回すあの方を・・・。



「悪魔のいけにえをリスペクトしてるんだったら、あの方っぽい人が出てくる
もし出てなかったとしても、登場人物の誰かがチェーンソーをバリバリと振るって
大暴れしてくれる!」


そう思われる方も多いのではないでしょうか。
僕もビデオ屋でこれのジャケを見たときはそんなことを考えました。
確かに、チェーンソーが出ることには出るんですけどね、
ちょっとだけなんですよ。




ええ、ほんのチョイなんです。
出てくるシーンの時間を足し合わせても、五分行くか行かないか
勿論、あの方そっくりの人なんて出ません。
つうか、原題には「チェーンソー」なんてどこにも書いてませんでした。




じゃあこの映画はつまらないのか、というと
決してそうではないんですよ。
なかなか頑張った感のある佳作なんです。




先ほども言った通り、この作品は
「悪魔のいけにえ」シリーズとダリオ・アルジェント作品に対する
リスペクトが込められていまして、ファンであればニヤリとしてしまうようなシーンが結構あります。


有名な食卓シーンは勿論のこと、
森の中を逃げ惑っていたらキャンピングカーがあって・・・という展開や
食人一家の子供が蝙蝠歯だったりと、
割と最近の作品からのオマージュも入っています。



そして、ダリオ・アルジェント風の演出。
あのドギツい色彩の光を生かした綺麗な映像が
一部のシーンで用いられています。
細かいことを言えば、本家よりはちょっと薄めなんですけどね。




スプラッターシーンにしても、メイク自体は安っぽいんですけど
少しでもいいから良く見せようと頑張っている感があります。
チェーンソーを使用するシーンもちょっとしか出てこないんですけど
この手の低予算映画にしてはなかなか迫力があります。



ストーリーの方はと言えば、登場人物は「悪魔のいけにえ」的
なんですが、全体の内容はアルジェントに近い感じ。



この映画に登場する人食い一家は
父親、母親、男の子(蝙蝠歯)、キ○ガイ双子兄、キチ○イ双子弟
といった構成。
獲物を分解する時は周りが汚れないようにビニールシートを張り巡らせたりと、
テキサス在住の本家に比べるといささかお上品な感じの方々
(このビニールシートが血を鮮明に映し出すことに一役買っています。)




この映画、登場人物の描き方が結構良いんですよ。
この人食い家族にしても、チンピラ三人組にしても、
それぞれの立場が理不尽ながらもちゃんとわかるように
描かれています。
それに、誰かが死ぬシーンを一つとっても
どれも痛そうに、なおかつ悲しそうに死んでいきます。
B級映画では死が軽く扱われがちですが、
この作品では重く扱われているんです。


目玉となる人食い家族にも、
なぜ人食いになったのか、ちゃんと理由がありまして
それがまた、なんと言いますか
狂った親子愛のようなものが原因なんです。
そりゃ常識人から見たらムチャクチャな理由なんですけど
やっぱりどこか可哀想なんですね。




以下ネタバレ(鑑賞後に見てくださいね)

明らかに異端であった蝙蝠歯の少年に
不快な思いをさせないために親がとった行動。
それは、子供を社会から遠ざけて、自分が普通の人間なんだと
思わせることでした。
そして、それを知った子供の、事実を隠してきた
親への怒りが母親へ向けられた結果、
子供は母親を殺したのだと思います。
そして、最後に自分にそっくりで、やはり異端となってしまった
あの少年を見つけたとき、蝙蝠歯の少年は初めて自分と
同じものに出会えた、あのシーンはそういったことを
言いたいのではないか、と思います。
ラスト、主人公が朝日の方へ駆け出していくシーン
悪魔のいけにえのオマージュではありますが、
非常に印象に残るシーンでした。






低予算映画にありがちな安っぽいカメラ映像や
全体的なテンポの悪さなど、欠点は多々ありますが
監督の作品に対する頑張りが見える映画でありました。





ストーリー ★★
スリル   ★★★
オバカ   ★★
グロ    ★★★★
名作ホラー映画に対するリスペクト度 ★★★★★










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ベンは育児室がほしいな(BlogPet)

ベンは育児室がほしいな。
育児室ってどこにあるかな

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オヤジの映画祭第二弾「沈黙の激突」を観ました

第一弾は見逃しました(笑)





今回の敵は軍の秘密研究により生まれた薬でパワーアップした超人。
全体的な雰囲気は、「アンダーワールド」や「ドラキュリア」などの
アクション吸血鬼ものとちょっぴり似た感じ(ブレイドとは似てない。)
もっと簡単にいうと、ホラー映画のあの雰囲気です。
いっそのこと、セガールVS不死身の殺人鬼でも良かったんじゃないの?



超人さん達、そりゃもうものすごいパワーを持っていますが
いつもの如くセガールオヤジには手も足もでません。




で、話の内容だけは面白そうな感じがするんですけど
これまたいつもの如く、かなりイマイチな作品となっています。




別に話は単純でいいんですけどね、
肝心の主役が・・・・・・。
アクションシーンになっても映るのはセガールの肩から上ばかり
更に無意味なスローモーションの連発で、かなりショボい仕上がりとなっております。
セガールも相変わらずデブチンのままですし、
これを言うのも今更かもしれませんが、
なんか途中で明らかに別人の声に変わったりしますし
(太りすぎて喋ることすら苦しいんですか?
そういえば何か台詞を話す度に息が上がってましたね。)




僕は天六ユウラク座にてこの映画を鑑賞したんですが、
前半はアクションないわ、あっても先述したとおりスローモーションばっかだわで
すごく退屈で、席から立ってしまうお客さんもちらほら見かけました。




しかし、後半(ラスト20分ぐらい)から急に何の前触れもなく
頭角を出し始めたとあるキャラクターの活躍によって
劇場内に「プッ」や「ブフッ」といった失笑の声が
響き始めました。




そして衝撃のラストシーン!
とある人物を社交ダンスでも踊るかのように抱きかかえて敵のアジトを後にするセガール
しかもスローモーションかかりっぱなし
そのシーンを観ていた僕の頭になぜか白鳥の湖が流れ始めました
同時に失笑の声もヒートアップ(?)
ありとあらゆるところから何かを蔑むかのような笑い声が・・・・





いやー、あのラストは読めませんでしたね(遠い目)
まあ全体の出来としてはCに近いB級ぐらいといったところですので
招待券が余っていれば観にいってもよいかと(笑)





無料の電子雑誌が誕生!

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3D映画「ゾンビ3D」を観ました。



3Dメガネ
3Dメガネ









結論から言わせてもらいますと、かなり残念な出来でした。





まず、ストーリーの内容。
僕は別に「ナイト・オブ・ザ・リビングデッドを超える作品」なんて初めから期待していませんでしたが、
リメイク云々を抜きにしてもかなり微妙な出来栄え。

前半、逃げ込んだ先が麻薬ジャンキー一家の家だったり、
全裸の女性がゾンビから逃げ惑ったり、
ゾンビになる数秒前までは脳がゾンビ化に抵抗して意志を保つ事が出来る
という新設定も追加されたりと
なかなかひねくれた展開を見せてくれます。




このままいけば面白かったのですが、後半からの展開が本当にイマイチ。




主人公カップルは変なことで喧嘩しだすし、
「瞬間的にゾンビになるのは噛まれたものだけで、それ以外の原因で死んだものは
ゾンビ化するのに時間がかかる。」
と、わざわざ話の途中で登場人物に説明させた設定までも忘れている始末。
特殊メイク、カメラワーク、演出のショボさといい、
DVDスルーのゾンビ映画と引けをとらないほどのダメっぷり。



でもね、本編がこんな調子でも、今作最大の目玉
脅威の立体3D映像でゾンビが飛び出してくる!
がちゃーんとしてたら、僕はここまでボロクソに言いませんよ。
むしろ、「すごい映画でした!」って手放しで褒めてます。




はい、全然飛び出しません




USJに置いてあるような昨今の3D映像なんかは、
目の前に迫ってきた火の玉に観客が驚いて
身をかわすような動作をするほどだと聞いています。



ところがこの映画ときたら、飛び出すというより、奥行きが広くなるだけ



「あー、よーく観ればちょっと浮き出てるかなー」といった程度。
「オッパイも飛び出す」などという売り文句につられてこの映画を観ようかな
なんて考えている方、残念ですが、全く飛び出しません。
まだ煙草の煙とかの方が飛び出してました。



まだメガネをかける他の観客の顔を見てた方が面白かったです。
(上映中に後ろを向いたら十人ぐらいのお客さんが皆メガネかけてました。
なぜかああいう光景を見ると吹き出してしまいますね。)



と、甘口をモットーとしているにも関わらず、ボロクソに叩いてしまいましたが
「金返せ!」なんて言うつもりは更々ありませんよ。
C級映画を大スクリーンで、しかも3Dメガネ付きで観られるチャンスなんて
滅多にありませんからね。
なかなか楽しい一時間半をすごせたと思います。
「マーダー・ライド・ショー」のシド・ヘイグはいい味出してましたし。




観に行こうかな、なんて考えてらっしゃる方、
期待度−200%ぐらいの気持ちで観ることをオススメします。




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第三十六回映画レビュー「たたり」

たたり たたり
リチャード・ジョンソン、クレア・ブルーム 他 (2003/08/08)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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【あらすじ】
かつての持ち主とその関係者が次々と奇怪な死を遂げたという「丘の家」。
霊現象を研究するマークウェイ博士は、その屋敷で霊現象の実験を行うため
三人の人物を呼び寄せる。
幼い頃ポルターガイスト現象に遭遇したエレナー、
ESP能力を持つセオドーラ、
霊現象の類を全く信じない、館の持ち主の甥ルーク。

彼らを出迎えるかのように、不思議な出来事が次々と巻き起こる。
謎の人物の声、ドアを叩く音、一人でに閉まる扉
それらの怪現象は、エレナーの周りに集中して発生する。
まるで彼女を仲間に引き込もうとするかのように・・・・






ロバート・ワイズ監督による古典的ホラーの名作。
原作は、シャーリー・ジャックソンの「丘の家の怪」





この映画、何がすごいかと言いますと
怪現象の表現の仕方がすごいんです。





普通、この手のオカルト系なものを扱った映画は
暗闇なんかにボウッと人を映し出したり
今なんかじゃCGでお化けを作っちゃったりなんかして
怪現象を表現するんですが、この映画ではそういうことはしません。





ほとんどのシーンにおいて、使用するのは音とカメラワークのみ。
真夜中、館に響き渡る謎の音。
何者かが階段を上がる音、何者かがドアを叩く音
そして、何者かの話し声や子供の叫び声、
それと同時にカメラを一見何もないドアや壁にズームさせることによって
姿を全く映すことなく、得体の知れない何者かが引き起こす恐怖を
作り出しているんです。
(一部特殊効果に頼ったシーンもございますが)






怪現象を起こす者の姿を全く映し出さないことは、
観るものに恐怖を与えると同時に、ある一つの疑問を投げかけます。

「ひょっとすると、この館で起こっている怪現象は幽霊の仕業なんかではなく、
何か科学的な原因があるのでは?」

怪現象が気の弱いエレナーに集中して起こっていることも、そう考える根拠の一つとなりますね。






事実、他の三人はこの怪現象について、恐怖を感じていないような印象を受けます。

霊現象を全く信じず、ほとんどそういった体験に
直面していないルークは全く意に介さず。

一度だけエレナーと一緒に不気味な足音を聞いたセオドーラは
霊の存在は信じているようですが、日々超自然的な力の研究に携わってきたので
もう馴れっこといった感じ。(足音にはエレナーと共に震えていましたけど)
そして、マークウェイ博士はこれらの怪現象を
「現代の科学では説明がつかないこと」としながらも
「いずれは原因を究明できる」と言っています。

マークウェイ博士は謎の物音を「地下水」
一人でに開くドアを「建築的な問題」と推測し、
一人でに鳴るハープについても、それが毎日決まった時間に鳴ることに注目します。
(原因については説明されませんが、あえて説明するとすれば、湿気の問題でしょうか)


物語の前半から中盤にかけては、この「霊現象かもしれないけど、そうじゃないかもしれない」
といった感じの雰囲気を漂わせながら進んでいきます。






後半に入りますと、エレナーは強気でありながら優しさを持つマークウェイ博士に対して
親族に追い出され、傷ついていたエレナの心は段々と打ち解け始め、次第に惹かれて行きます。



ところが、そこへ一人の女性が館にやってやって来ました。
なんとそれは博士の奥さん。

博士に愛する人がいるとしって愕然とするエレナー。
霊など全く信じていない派の奥さんはよりによって一番危ない
育児室へ泊まりますが・・・。



ここからの展開が非常に面白いんです。
激しくなる怪現象(でも幽霊は絶対に出ません。)
どこかへ消えてしまう奥さん。
打ちのめされたショックと、自分の代わりに奥さんが館に
連れて行かれたことのショックで打ちのめされ、
不気味な像が置いてある庭園でこれまた不気味に踊るエレナー。
暗闇に光る怪しくも美しいオブジェクトの数々。
そして後味の悪い結末!





40年以上前の出来ですが、今見ても遜色無い出来でしょう。
むしろ、CGの幽霊に慣れた現代人の目からすれば、新鮮に映るかもしれません。





欠点は主人公の内面を台詞で語りすぎていること。
確かにこれが無ければ分かりにくい箇所もあるのですが、
別にいらないと思えるところまで説明してしまうのは残念。






ストーリー ★★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★
グロ    ★
館の怪しさ ★★★★★





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自作(BlogPet)

きょうかからないエンジンと、自作ー!
でも、かからないエンジンと色遣いも扱いした。

*このエントリは、ブログペットの「ベン」が書きました。

第三十五回映画レビュー「サスペリア」

サスペリアサスペリア
ジェシカ・ハーパー (1998/10/25)
ハピネット・ピクチャーズ
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【あらすじ】
ニューヨークからバレエを習うため、イタリアにあるバレエ学校へ入学したスージー。
真夜中に学校へと辿り着いた彼女は、一人の女性徒が不思議な言葉を誰かに告げて
走り去るのを目撃する。

翌朝、改めて学校へ向かうと、校内には警察が詰め掛けていた。
この学校の女生徒が何者かに惨殺されたというのだ。
奇しくもそれは、スージーが昨晩目撃した女生徒であった。

タナー女史の厳しいレッスンの元、バレエ学校での生活を送るスージー。
しかし、相次ぐ怪奇現象が彼女を襲い、一人、また一人と不審な死を遂げていく。
果たしてこの学校に隠された秘密とは・・・・・。






もはや説明不要、イタリアの天才ホラー映画監督、ダリオ・アルジェントの代表作にして
「インフェルノ」「マザー・オブ・ティアーズ」 (現在海外で公開中)からなる
「魔女三部作」の一番目にあたる作品です。








実を言いますと、僕はこの人の作品が大好きなんです。





色鮮やかな色彩が飛び交う映像。
残酷でありながら、どこか絵画的な芸術を感じさせるショッキングシーン。
ゴブリン(ロック・グループ)による怪しさ満点のBGM
人間の内面心理の闇を映し出すようなオカルトチックなストーリー。
そして、説明不足でご都合主義的な脚本


ダリオ作品のそういったところが、僕は好きです。




そして、この「サスペリア」。
この映画の何が凄いかというと、もうとにかくが凄いんですよ。


ホラー映画というのは大抵色合いが地味なものが多いんですけど、
この「サスペリア」はとてつもなく色鮮やか。
の三原色の光をふんだんに使うことで
素幻想的な雰囲気を作り出しております。
残酷なはずのスプラッターなシーンでも、その激しい色遣いのおかげで
どことなく綺麗に見えてしまうのがすごい。


そして、それにゴブリンの綺麗さと不気味さを見事に表現した音楽がミックス!

もう涙が出るぐらい(かなりの誇張表現)綺麗でかっこいい雰囲気が
醸し出されるわけなんですよ!
「ホラー映画と聞いて思い浮ぶ監督といえば、
ロメロやカーペンターよりもまず先にダリオ・アルジェント」
僕の中ではそういった法則が出来上がってます。



サスペリア洗面台
恐怖感を煽る赤い光による演出

サスペリア孔雀
さりげなく置かれている色鮮やかな孔雀の置物



僕としましては、こういった鼻血ものの演出だけでお腹いっぱいになるんですが、
この人の映画、特にこの作品におきましては、
上にも書きましたとおり、説明不足でご都合主義的な脚本といったことがよく言われます。



でも、話の全体像はいいと思うんですよ。
「超自然的な力を持つ何者かに支配された学校
秘密を知ったものは次々と残酷な死を遂げていく・・・・。」
だなんて、オカルト&超能力大好きな僕としましてはたまらないですね。




脚本にしても、  注:ネタバレ要素ありのため、文字を隠しています。



そりゃあダニエルの盲導犬が少年に噛み付いた理由が全然説明されなかったり
(犬は少年が魔女の手下だということを認識してたから?)

いかにも主要人物のような扱いを受けてた人が、後半に入ると姿すら見せないようになったり
(あのキャラ立ちまくりなイケメンやビッチっぽい女の子はどこいった?)
 






ツッコミどころは膨大にございますが、
そういった理不尽な点は「超自然的な力」(悪魔、運命でも可)
が原因なんだと自分で勝手に解釈することで適当に辻褄を合わせて
目の前に映し出されるインパクト溢れる映像を純粋に楽しむ。

これがこの映画を楽しむための”お約束”
のようなものではないかな、と思います。
(ツッコミを入れながら観るのも可)




何はともあれ、一度はこの映画を観なければ
ホラー映画ファンだとは言えないでしょう。







ストーリー ★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★★
グロ    ★★★★
映像の鮮やかさ ★★★★★




テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

第三十四回映画レビュー「プレスリーVSミイラ男」

プレスリーVSミイラ男 プレスリーVSミイラ男
ブルース・キャンベル、オシー・デイヴィス 他 (2007/05/25)
クロックワークス
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【あらすじ】
プレスリーは生きていた!
30年前、人生に虚しさを感じ始めていた彼は
自分のそっくりさんであるセバスチャンと入れ替わり、
そのまま「プレスリーのそっくりさん」として生きていた。
だが、ライブ中の事故で腰を痛め、老人ホームで
自分をケネディ大統領だと信じて疑わない黒人男性ジャックと共に
ほぼ寝たきりの日々を送っていた。

そんな折、老人ホームの入居者達が次々と奇怪な死を遂げていく。
古代から蘇ったミイラ男の仕業だ。
プレスリーはかっての輝いていた自分を取り戻すため、
そして、本当の英雄となるために
ジャックと強力してミイラ男に戦いを挑む。








「あのエルビス・プレスリーが実は生きていて、
自分をジョン・F・ケネディだと思い込んでいる黒人と共に
ミイラ男と戦う。主演は死霊のはらわたのブルース・キャンベルで
監督はファンタズムのドン・コスカレリだ。」







といった映画だということを聞けば
皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか。



きっと、「おふざけ満点の馬鹿映画」だと思われるでしょう。
僕も観る前まではそう考えていて、そんな馬鹿映画を観るためにレンタルしました。





ところがどっこい、いざ観てみると、その予想は裏切られました。
もちろん、良い意味で




確かにこれは馬鹿映画です。
でも普通の馬鹿映画にはない素敵なテーマ、そんなものがこめられています。







この映画の主人公は「キング・オブ・ロックンロール」ことエルヴィス・プレスリー
死んだとされていた彼が実は生きていたという”もしも”のお話。





数十年前にそっくりさんであるセバスチャン・ハフと入れ替わった彼は
そのままセバスチャン・ハフとなって生き続けていました。


しかし、かつての栄光はどこへやら。
今では老人ホームで寝たきりの生活。
腰のケガの為に、歩行器を使わなければ歩く事すらできない有様。


おまけに、昔の思い出話や、そっくりさんと入れ替わった理由
その経緯について語っても、周りの人は
「呆けたおじいちゃんのホラ話」としか聞いてくれない始末。






唯一、彼の話を真面目に聞いてくれる人は
自分をJFKだと思い込んでいるジャックという老人だけ
勝手は「キング」とまで呼ばれた男とは思えぬほどに惨めな暮らしぶりです。




そんなどうしようもない生活を送っていたある日、
老人ホーム内で入居者の突然死が多発。


色々あって、プレスリーとジャックは
それが古代から蘇ったミイラ男の仕業であることを突き止めます。




このミイラ男、カウボーイみたいな帽子を被っていて
低予算映画にしてはなかなかカッコいい造型をしているんですけど
やっていることがすっごくチキンといいますか、小物といいますか



ジャックによれば、彼は尻から人間の魂を食らうらしく
しかも、若い人間を狙うと苦労させられるから
あまりお腹は膨れないけどか弱い老人の魂で我慢しようというのが
老人ホームを襲った目的なんだそうです。


しかも、トイレの壁に訳の分からない象形文字を書いていると思ったら
どうやら用を足している間、暇だから書いたとのこと
あまりの小物っぷりに開いた口が塞がりません。




いや、このミイラが老人達を襲うというのは正解かもしれません。
おそらくこの人(?)とてつもなく弱そうですから
シュワちゃんあたりなら瞬殺されるのは明らか

「ダイ・ハード」のジョン・マクレーン
「エアフォース・ワン」の大統領閣下
「死霊のはらわた1」のアッシュにすら秒殺されそうです。


なぜかアクション映画の主人公にボコボコにされている
ミイラ男さんの姿が目に浮かびます。
(死霊のはらわたはブルースキャンベル繋がりで書いてみました。)





さて、そんなユル〜いミイラでも老人達にとっては脅威。
次々と魂を奪われて死んでいく老人達。
プレスリーはミイラ男に対する憎しみと共に、
かっての輝いていたころの自分を取り戻していきます。



これがこの映画のテーマであり、一番の見所。
年を取ってすっかり落ちぶれてしまったかつての英雄。
しかし、あることがきっかけで、若き日の自分が持っていた
燃え滾るを取り戻していき
人生最後の大バトルに挑む・・・。



そう、この映画は
プレスリー版「ロッキー・ザ・ファイナル」なんです!




・・・今の発言、大体五十倍ほど誇張表現が含まれていますので
あまり真面目に受け取らないでくださいね。




この映画のクライマックス、ジャックと共にミイラ男に戦いを挑むプレスリーの姿は
あまりにもユルいです。
しかし、彼らにとってはそのユルい戦いが、老人ホームの皆の魂を守るための
精一杯の行動であって、自身のかつての燃える魂を取り戻すための戦いでもあるのです。




バカ映画だと思って観たのに、最後はちょっぴりしんみりとした気分になりました。






ちなみに、原作はジョー・R・ランデーズの短編小説「Bubba Ho-tep」
こちらのworksというところで読む事ができます。







ストーリー ★★★
スリル   ★★★
オバカ   ★★★★
グロ    ★
ミイラのヘタレっぷり ★★★★★





プレスリーワッペン




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プレスリーVSミイラ男
ラフ・ミー・テンダー!

プレスリーVSミイラ男
原題:BUBBA HO-TEP

プレスリーVSミイラ男(「Toy's”B級” CNEMA PARADISE」)

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第三十三回映画レビュー「SF/ボディ・スナッチャー」

SF/ボディ・スナッチャー [MGMライオン・キャンペーン]SF/ボディ・スナッチャー [MGMライオン・キャンペーン]
ドナルド・サザーランド、ロバート・デュバル 他 (2007/01/19)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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【あらすじ】
公衆衛生局で働くマシューは同僚のエリザベスから
奇妙な相談を受ける。彼女の夫であるジェフが
まるで別人のようになってしまったというのだ。
精神科医のキブナーによれば、そのような悩みを持つ人々は
日に日に増えており、それは現代の人間の心の病だと言うが・・・
そんな中、マシューの友人であるジャック夫妻が営む美容風呂で
ジャックに瓜二つの「何か」が発見された。
そしてそこには大きな鞘を持つ植物が・・・





さて、「ボディ・スナッチャーズ」シリーズ一挙鑑賞も
現在公開中の「インベージョン」(以下07年版)を含めてこれで三回目となりました。


今回はシリーズの中でも傑作と名高い
78年制作の「SF/ボディ・スナッチャーズ」をレビューしたいと思います。




尚、「盗まれた街」の一度目の映画化作品である
56年制作の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」につきましては
通学ルート近辺の中古DVDショップをしらみ潰しに探しては見たものの、
一つも見つかりませんでした。

そんなわけで、レビューは少しばかり遅めになってしまうかと思われます。
覚なるうえは輸入版を購入することも考えていますので、
あまり期待なさらずにお待ちください。





では、「SF/ボディ・スナッチャーズ」のレビューをしていきましょう。







今回の主役はドナルド・サザーランド扮する
ちょっぴり料理にうるさい公衆衛生局員。

彼が同僚のエリザベスから夫に関する相談を受けたところから
物語は始まります。




前半は93年版(ボディ・スナッチャーズ)、07年版と同様
静かな感じで物語は進んで行きます。


93年版では全く同じ絵を描く幼稚園の子供達、
07年版では「奴ら」のふりをしながら、
主人公らにアドバイスをする人々といった数々の面白いシーンがありましたが、
今作での面白シーンは「精神科医に相談する主人公」、これです。



エリザベスを連れて友人の精神科医キブナーに会いに行った主人公。
するとそこには先客が



その人もエリザベスと同じように「自分の夫が変だ」と訴えますが
キブナー医師は優しい口調でそれを全否定




エリザベスも相談を持ちかけ、なんとか話を聞いてもらうように頑張りますが、
そこは頭の良さそうなキブナー医師

「人との関わりを嫌う現代人の心の病」
と、お昼のワイドショー並みの診察結果を下されました。


まあ、「それは宇宙人の陰謀だ!人々は複製人間と取り替えられたんだ!」
とか言って信じ込んじゃうほうが数倍あり得ないんですけどね。
エリザベスとキブナーとの会話シーンが面白かったので取り上げてみました。





そして物語も後半に入り、
恒例行事ともいうべき良く叫ぶコピー人間との
追いかけっこが始まります。

と言っても大多数のコピー人間に対し、主人公側はわずか数人。
どんどん追い詰められていきます。




他の作品、特に93年版が「もしかしたら身内がコピー人間かもしれない恐怖」
を描いているのに対して、
この78年版は「コピー人間になってしまうことへの恐怖」
を描いているように思えます。



何の感情もなく、常に皆同じ行動。
そんなものの仲間入りをして、同じ行動を取ってしまうこと
さきほどまであれほど嫌がっていた仲間があっという間に
やつらの仲間入りをしてしまうことへの恐怖
そういったものが強調されているように感じました。



姿が元の人間と全く同じで一応人間と同じ行動を取る分、
ゾンビとは違った不気味さがあります。






ストーリーも非常によいのですが、特撮もなかなか見所。
サヤからコピー人間が生まれるシーンでのネバネバ感は
非常に気持ち悪いです。
あのネバネバ感がイヤーな雰囲気を盛り立ててるんです。



スナッチャー複製人間
納豆も顔負けのネバネバ感




そして、ストーリーとはあんまり関係なく登場する人面犬
主人公が成長中の鞘を蹴ってしまったがために、
コピー元である浮浪者とそのそばにいた犬が
混じり合ってしまって完成した、いわば失敗作。


別に登場させる意味はあまりないと思われるんですけど、
僕はこういった無意味な面白シーンはむしろ大好きです。


スナッチャー人面犬
思わず吹き出してしまう人面犬







評判通りの傑作でした。
一つだけ欠点を挙げるとすれば
ちょっとばかり上映時間が長いことか





ストーリー ★★★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★★★
グロ    ★★★★
人面犬の無意味さ ★★★★








固定種 白竜 [秋まき野菜のタネ]  





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きょうは駐車しなかったよ(BlogPet)

きょうは駐車しなかったよ。

*このエントリは、ブログペットの「ベン」が書きました。

第三十二回映画レビュー「GONIN2」

GONIN2 デラックス版GONIN2 デラックス版
緒形拳、余貴美子 他 (2001/08/24)
パイオニアLDC
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【あらすじ】

赤字のフィットネスクラブ経営者の蘭、男性恐怖症の早紀、
夫に捨てられた志保、38歳という年齢ながら高校生と偽って
売春をしているサユリの四人は、それぞれ異なる理由から
宝石店へと向かう。たまたま押し入ってきた強盗団から
10億円相当の宝石を逆に奪い取る蘭と三人の女達。
これに宝石店の店員であり、
強盗団と通じていたちひろが加わる。
喜びも束の間、ヒットマン代市と野崎組の刺客が彼女ら
五人を付け狙う。

一方、野崎組によって妻を自殺に追い込まれた刀鍛冶の
正道は、妻の欲しがっていた猫目石の為に自作の刀を手に
野崎組事務所を襲撃、金を持って宝石店へと向かうが、
既に強盗団が押し入った跡。猫目石はどこにもなかった。
紆余曲折を得て、正道は五人と接触する・・・。








五人の男達の生き様を描いた傑作バイオレンスアクション「GONIN」の続編です。




今回の主役は余貴美子、喜多嶋舞 、夏川結衣
西山由海 、大竹しのぶの五人からなる女達。 



色々な偶然が重なった結果、彼女らが宝石強盗団の
収穫を逆に盗み取ってしまったがために、
強盗団の親玉に当たる暴力団「野崎組」から追われるというのが本作のストーリー。




前作では圧倒的な眼力を持つヒットマン京谷からの
ドラマ溢れる逃亡劇が話の中心でありましたが、
今回はややアクション重視。


銃撃戦や刀を使ったバイオレンス描写がてんこ盛り。
血もバーバーと吹き出しちゃって、まさに出血大サービスです。
男の人には嬉しいけど、子供は見ちゃ駄目なシーンもありますよ!







その反動でしょうか、前作に比べて登場人物の設定が
今一つ物足りない気がしました。



ただ、これは前作の登場人物達が揃いも揃って個性的な方々ばかりだったので
他の映画と比べると充分とはいえるレベルにあるんですけどね。

今作にもちゃんと、面白い方々が出てらっしゃいますよ。








まずは大竹しのぶ扮するサユリ


年齢を18と偽って売春を繰り返すという設定なんですけど、
あの大竹しのぶがセーラー服を着て
「チョーハズカシー」とか言ってるんだから
視覚的、聴覚的なインパクトは絶大です。
出番が少ないのが惜しい!






そして鶴見しんご扮するヒットマン代市。
この人、頭のネジが何本か外れているのか、
最初から最後まで笑いっぱなしです。
それも、「ヒャーッハッハッハー!」
と豪快な笑いっぷり。
前作の京谷ほどではありませんが、かなりキてます。








さらにもう一人、緒形拳扮する正道
彼はこの物語の影の主役と言えるでしょう。



野崎組によって自殺に追い込まれた妻の仇を討つため、
妻に買ってやれなかった宝石を買ってやるため、
急いで作ったいかにも切れ味の悪そうな刀を片手に
銃弾も恐れず立ち向かっていく姿、まさしく漢です。




チャンバラシーンでも、なかなか敵を斬り裂けないところが
逆に生々しくてグッときます。











前作にはやや劣るものの、バイオレンス・アクションとしては
十二分に良作であると思います。






ストーリー ★★★
スリル   ★★★★
オバカ   ★★
グロ    ★★★★
緒形拳のかっこよさ  ★★★★★★

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