![]() | ザ・カー ジェームズ・ブローリン、キャスリーン・ロイド 他 (2007/04/01) ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン この商品の詳細を見る |
【あらすじ】
サンタネスという小さな田舎町で、正体不明の
黒い自動車による轢き逃げ事件が相次いでいた。
保安官ウェードと同僚達は犯人を逮捕しようと躍起になるが、
全く手がかりがつかめない。
おまけに、目撃者によれば「運転手はいなかった」という
次々と増えていく被害者。
果たして、保安官達はこの正体不明の怪自動車を
止めることができるのであろうか・・・。
1977年に制作された、ちょっぴりカルトな人気を持つスリラー。
ストーリーは至って単純、謎の車が小さな町で轢き逃げを繰り返すというもの。
ちなみに、「陸のジョーズ」の座を狙って作られたとのこと。
結局その座は「トレマーズ」シリーズが勝ち取ったわけなんですが・・・
「車が襲ってくる」といえば、スピルバーグ監督の「激突!」などがありますが、
あれは車の恐怖の他に、運転手が誰だか全くわからないという不気味さがありました。
でも、本作ではそのような不気味さを感じて頂く必要は全くありません。
なぜなら、この映画で人々を襲う自動車には、最初から誰も乗ってはいないのですから

こちらが問題の車
この車は得体の知れない力で勝手に動き回るんです。
しかも、銃で何発撃たれてもビクともしないという無敵ぶり。
いかにも地方ローカル局などがよくやっている
お昼の映画番組で放送されているようなB級映画でありそうな設定なのですが、
これが結構面白いんですよ!
そりゃあ、AかBかと言われれば、明らかにB級よりなんですが、
「オッ」と思わせてくれるような所がいくつもあるんです。
例えば、この映画目玉である怪自動車
この車、上の画像を見てもらえればわかる通り、
人相(?)の悪い面をしておりまして、大きさも悪役に相応しいデカさ。
おまけに犠牲者を追い詰めたりなんかする時は
「ププププー」とかクラクションで煽っちゃったり、
またある時には芝生に隠れて待ち伏せなんかしちゃう。
面白いのは、気の強いお姉さんに散々煽られるも、苦手なお墓の中にいるから
手出しができなくて、墓の周りを悔しそうにグルグル走り回る所
この車、車の癖に妙に人間臭くて面白いです。
(でも殺人自動車なんですけどね。)
主人公の保安官ウェードを初めとする登場人物達のキャラクターが
丁寧に描かれているのもまたいい所。
小さな田舎町だから、皆が皆顔見知りなんでしょうね。
誰かが車に殺されると、必ず登場人物の誰かが悲しむんですよ。
そういうシーンを見せ付けられることで、
怪自動車の恐ろしさと残酷さを強調してるんですね。
(ジョーズでも行われていた事なんですけどね)
他のB級ホラー映画じゃあ、殺された事すら気づいて貰えない人だっているというのに
なんなんでしょうねこの差は
傑作とまではいかないかもしれませんが、
なかなかの佳作だと思います。
ストーリー ★★★
スリル ★★★
オバカ ★★
グロ ★★
車の人間臭さ ★★★★
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