うまい棒めんたい味の如く映画を語る

ちょっぴり辛く、どちらかと言うと甘い感じで 映画をレビューしていきます。 ホラー、サスペンスが中心です。

第二十四回映画レビュー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル」

スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル
マル・バルディビエルソ、イバナ・バケロ 他 (2006/12/22)
デックスエンタテインメント
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【あらすじ】
五人の子供達はいつもの隠れ家へ向かう途中、大きな枯れ井戸の中で
サンタクロースの格好をした女の人が倒れているのを見つけた。
最初は彼女を助けようとするが、彼女が銀行強盗だと知った
子供達のリーダー的人物コルドは、賞金が出るまで女を監禁しようと提案する。
なかなか口を割らない女に業を煮やした子供達は、
紅一点のモニカ達が止めるのも聞かず、
これまで与えていた食料を止めてしまう。
女はどんどん弱っていくが・・・





スペインの著名監督六人がそれぞれの個性を発揮してテレビ向けのホラー映画を
作成する、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の一本です。





このお話の主人公はちょっぴり生意気なワルガキ子供達。

こんな子供達が話の中心なので、雰囲気はなんとなく、
「グーニーズ」っぽい感じ。あれですね、
ワルガキ子供達が悪い大人をヤッツケチャウゾーっていうような



テイル登場人物紹介
ポップな人物紹介から始まります




で、そんな子供達のターゲットになっちゃうのが、サンタの格好をしたおばさん
このおばさん、実は銀行強盗で、お金を奪い取って逃げてたところ
古井戸に落ちちゃったんですね。




それを見つけちゃったのがこのクソガキどもちびっ子グループ
警察から賞金が出るまで監禁しようだなんて、なんて汚いやり方でしょう
でも悪気一切なし!




テイル井戸に落ちたサンタ
井戸に落ちたサンタおばさん





更におばさんの盗んだ多額の現金に目がくらみ、
穴から出すことと引き換えに隠し場所を吐かせようとします。

でもおばさんがなかなか口を割らないから、今度は
今まで持ってきてた食料をストップして吐かせちまおうぜ!なんてことをしちゃう始末。
同じく枯れ井戸に被害者を閉じ込めてた「羊たちの沈黙」の
バッファロウ・ビルもこれにはビックリだ!



テイル弱りサンタ
食料を与えられず、弱っていくサンタおばさん



この映画、お察しの通り「子供達の残虐さ」がテーマとなっているんですが、
個人的に「おっ!」っと思ったことがあるんです。



ホラー映画とかアクション映画ってよく、「暴力的だ!」とか
「子供の教育によくない!」とか
P○Aっぽいお方から非難を受けているわけでして



当然それが気に食わないその手の映画中心の監督さんは
映画の中でそういう事を言っている人物を登場させて
酷い目にあわせたりすることで、
ちょっとした皮肉っぽいものを描いてるんですけど、
この映画に関しては全くの逆。



子供達は往年の名作「ベストキッド」や、
劇中のオリジナルZ級ホラー映画「ゾンビの襲撃」の
大ファンなんですけど、明らかにそれらの映画の
悪い影響を受けちゃってるんです。




例えば、「ゾンビの襲撃」のちょっとぽっちゃり系リーゼントな
主人公がタバコを吸ってるのを真似して、
子供達の一人が煙草を吸うシーンがあります。
よくP○A的な人々が仰られている「悪い影響」そのものですね。




これだけだったらまだいいんですけど、(よくない?)
しまいには劇中のゾンビ復活の儀式まで真似しちゃいます。





真夜中、眠っているサンタおばさんをゾンビに仕立て上げて、
周りにロウソクをちゃーんと映画通りに立てて、
そして映画通りにニワトリの首をズバッと!
P○Aの方々はご立腹どころでは済みませんね。




テイルZ級映画主人公
劇中劇「ゾンビの襲撃」の主人公、金○日に似てる?




テイル鶏
鶏をナイフで・・・!




この映画の監督さんは「映画が子供達に与える影響」については
認めているんだと思います。
でも、決して「ホラー映画ダメ!アクション映画ダメ!」
と言っているのではないんですね。
なぜそういうことが言えるのかと言うと、
劇中での大人達の描かれ方がポイントです。



この映画に登場する大人達は、サンタおばさんを除いて顔が映りません。
映ったとしても口だけとか後頭部だけとかで、
顔全体が映るということは決してないんですね。

これはどういうことかと言いますと、
「この子供達には注意してくれる大人がいない。」
ということを伝えたいんじゃないかなって思うんです。




顔が映らない大人、つまり、
子供達の間に身近な大人というものが存在してない、
だからあんなことやこんなこと
(主にサンタおばさんに対する行い)をしても何の悪意も感じないのでしょう。

普通なら絶対に親が気づいて止めるようなことまでしてますし、
きっと親は何も言わないんでしょうね。




この映画の監督は「子供っていうのは、どうしても
変な映画の影響を受けちゃうんだから親がしっかりしないと駄目だぞ。」
ってなことを伝えたいのではないかと思うんです。

「ウチの子に悪影響だから、そんな映画撮るな。」と喚くのではなく、
ちゃんと子供に「真似しちゃ駄目よ。」と言ってやるべきだと、
そういうことなんじゃないのかと思います。




さて、かなり脱線してしまいましたが、ストーリーについての続きを




そんなこんなでサンタおばさん(強盗の割にはいい人)を
悪意のない拷問にかけ続ける糞餓鬼共お子様達にも
とうとう天罰の時がやって参りました。



実に子供らしい単純なミスからおばさんが脱出!
「ゾンビ化したんだ!」とかピュアなことをほざいてるチルドレンは
もうびっくり!色々あって夜の遊園地でサンタおばさんと対決することに




テイル脱
逃げちゃいました



テイルぶちぎれサンタ
ぶちぎれサンタおばさん、片足は落ちた時に怪我したのでひきずってる



ここでまたガキ子供特有の残酷さが発揮されてしまうわけなんですが・・・



最後のオチははっきり言って予想外でした。
あのまま終わると思ってたんですけどねー
まあ、バチがあたったと言うべきか、
それとも子供達が願う通りになったというべきか・・・・・





テイルベストキッド
この構えは!





60分ちょっとの短い作品ですが、
期待以上に楽しむことができました。






ストーリー ★★★★
スリル   ★★★
オバカ   ★★★
グロ    ★★
子供の純粋さ ★★★★★





クリスマス・イブのおはなし


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第二十三回「ジャバウォッキー その他短編」

ヤン・シュヴァンクマイエル 「ジャバウォッキー」その他の短編 ヤン・シュヴァンクマイエル 「ジャバウォッキー」その他の短編
ヤン・シュヴァンクマイエル (2005/02/23)
コロムビアミュージックエンタテインメント
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チェコのシュールレアリスト兼映像作家のヤン・シュヴァンクマイエル氏の短編集です。
どれもが長編作品とは異なった方向の、摩訶不思議な雰囲気を持つ作品です。
一つ一つの時間が短いので割と軽く見ることが出来るのがいい感じですね。




では、個々の作品を紹介していきます





シュワルツワルト氏とエドガー氏の最後のトリック(1964年)




二人の奇術師がお互いの技を交互に披露していく
しかし、激しい握手のしすぎで喧嘩になってしまい・・・・。


シュヴァンクマイエルの記念すべきデビュー作
音楽の間に断片的に挿入される効果音や奇怪な映像など、
シュヴァンクマイエル節はこの頃から変わっていません。




ジャバ増えるクビ
頭がいっぱい


ジャバ千手楽器
手がいっぱい


ジャバ殴り合い
遂には殴り合いに・・・






ヨハン・セバスチャン・バッハ : G線上の幻想(1965年)




天才音楽家バッハの曲に合わせて壁が映し出されていく。



ひたすら壁を映し出していきます。
たまにアニメーションで穴が空いたりもしますけど
音楽に合わせて壁が映し出されていくだけの作品。

白黒な映像も相まって、どことなく荘厳なイメージを
醸し出しております。





ジャバ音楽壁
ひたすら壁





家での静かな一週間(1969)




ある男が扉に穴を空けて中を覗くと、
そこにはネジや舌肉が不自然に動いている
不思議な空間が広がっていた。

男は扉の前で一日を過ごし、次の日になると
今度は違う場所に穴を空けて中を覗くといったことを繰り返す。
そして一週間が経過し・・・





不気味さが漂う作品。
男の目的も全く不明。扉の中で繰り広げられる不思議な光景は
ひたすら無音で、なぜか画面がぶれています。
ブラックユーモア的要素があまりないのも特徴。




ジャバ覗き穴
中を覗けば・・・

ジャバ火花
一人でに燃え上がる花<






庭園(1967)




友人の屋敷に遊びにきた男。
そこでは何人もの人々が手をつないで門の代わりとなっていた。


シュヴァンクマイエルの中ではかなり珍しい、
アニメーションが一切使われていない作品

門の人達はジャンケンしてたり、なぜか運動着だったりして個性豊か
最後の展開は予想できるものの、なかなか味わい深いです。



ジャバ人間の門
これが人間の門です


ジャバ人間の門
ちゃんと開きます


ジャバじゃんけん
こっそり遊んでたりします




オトラントの城(1979)





「オトラント城に昔から棲む巨人が大きくなりすぎるとき、
城主はその所有権を失う」
という伝説が残されたオトラント城は
東ボヘミアに実在したものであった。

考古学者のインタビューが始まると同時に、
城にまつわる伝説が書かれた本の挿絵が動き出し、
その伝説を再現していく。





中世の気品溢れる紙芝居っぽいアニメーションはなかなかの見もの
でも途中で挿入される考古学者の写真で笑ってしまう。
最後のシーンは制作当時、検閲によって削られたそうですが・・・。
確かに何かしらの意図を感じさせる場面ではあります。



ジャバ巨人の目
巨人に監視されている?


ジャバ巨人
最後は・・・



ジャバウォッキー(1971)



子供のつたない発音によるジャバウォッキーの詩が朗読されると
子供部屋にある全てのものが命を持ち、動き始める。



表題作、「鏡の国のアリス」が元ネタ。
まさにダークファンタジーといった作品。
木から落ちてきた林檎は次々と腐っていくわ、
人形から人形が生まれて、生まれた人形はお鍋で煮られて
他の人形に食べられちゃうわ。
柄が人形になっているナイフや子供服は
まるで生きているかのように踊りだすわ、

こんな感じの素敵な映像が13分てんこ盛り!
ヤン・シュヴァンクマイエルという人の凄さを
見せ付けられる作品です。



ジャバ踊る服
素晴らしい踊りを披露する子供服





ジャバ人形煮
煮られる人形





独特のユーモア溢れる短編の数々でした。

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リメイク版「ウィッカーマン」を観ました。

ウィッカーマン 特別完全版 ウィッカーマン 特別完全版
ロビン・ハーディ、クリストファー・リー 他 (2003/06/21)
スティングレイ
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天六ユウラク座で鑑賞。
観客は僕含めて三人だけでした。
しかも途中で一人が出て行っちゃった。


ちなみに僕はオジナル版は観た事がないんです。
是非観てみたいのですが・・・・。

映画の内容の方、あまり期待せずに観たのですが、
なかなか面白いと思いました。

隔離された島に住む、カルト教団スレスレな信仰を持つ住人達に
娘を救おうとするニコラス刑事(今作では本当に刑事役です。)が
挑むといったお話。

笑えるシーンもありながら、どことなく気味の悪さを感じてしまう
シーンが多く、観ていて飽きが来ませんでした。

そして衝撃のオチ、ありがちと言えばありがちなのですが、
それまでの展開がそういった方向への筋道を見せないようにしていた
ので、ちょっと驚かされました。

そして毎度お馴染みニコラス・ケイジの面白い顔!

あの顔で島中をウロウロするんだから、もうおかしくっておかしくって
自転車のシーンでは思わず吹き出してしまいました。

残念だったのは、日本公開にあたって一部のシーンがカットされたこと
そのシーンを見たのですが、どれもこれも非常に面白い(色んな意味で)ばかりで、なぜカットしてしまったのか、残念でなりませんね。
DVD版には入ってるでしょうか






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第二十二回映画レビュー「ディセント」

THE DESCENT THE DESCENT
シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ 他 (2006/11/29)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
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2005年 イギリス

監督:ニール・マーシャル
出演:シャウナ・マクドナルド, ナタリー・メンドーサ


【あらすじ】
女友達と川下りを楽しんだ日の帰り道、サ
ラは悲惨な大事故によって最愛の娘と夫を一度に失ってしまう。
事故から一年が経ったある日、
いまだ悲しみの癒えぬサラを元気づけようと、
冒険を趣味としているジュノと友人達が
アパラチア山脈にあるシャトーガ国立公園洞窟探検を企画した。

暗い洞窟の中を進んで行く六人。
だが突然落盤が発生し、洞窟の入り口が塞がってしまう。
しかも、ジュノは記念になるからという理由で
友人達に嘘を言い、本来行く予定だった洞窟ではなく、
まだ調査の行われていない未開の洞窟へ
つれてきてしまったことを打ち明ける。
絶望の中、必死で出口を探す六人、
しかし、普通の人間ではない何者かが彼女らに襲い掛かる!






昨年公開されたホラー映画の中で一番のお気に入りがこの作品。




ちなみに、気にいった作品を順番に挙げていくと

1:ディセント(これ)
2:デビルズ・リジェクト
3:テキサス・チェーンソー・ビギニング
4:ハイテンション
5サイレントヒル


レンタルで観た物まで含まれていますけど
まあ今回のレビューとは関係ないので気にしないで・・・






この作品、とにかく凄いんですよ

洞窟って言えば、あの岩場にポッカリ開いた
大穴なんかを傍から見れば「うわー大自然の神秘ですねー」
なんて言っちゃいそうなぐらい、ロマン溢れるものなんですけど
一回中へ入ると「暗い 狭い 汚い」の三拍子が溢れるすごい場所。

いや、実際に入ったことなんて一度しかないですよ
(それも観光用の整備されたやつ)




でも、よく洞窟について書かれた本とかを見ると





人間が地面に這いつくばってやっと通れるぐらいの穴があるだとか、
途中から大きな水溜りができていて、
そこを潜っていかなきゃならないとか
しまいには、洞窟の中に大きな崖があって、
そこをなんちゃらかんちゃらやって
ロープを伝っていかないと駄目だとか





ヘタレ男の僕は絶対に洞窟探検なんてしたくありません。

でも、実際にするのは嫌だけど、
人がやってるのは見たいなー、とか思ってたりはするんですよ
勝手ですね。




そんな時に出てきたのがこの「ディセント」という映画。




ディセント集合写真
おばさん達が洞窟探検にチャレンジ!





この映画では洞窟のもつ負の側面である
「暗い 狭い 汚い」がこれでもかというほど描かれています。



ディセント狭い穴
こんな穴の中を通るんです







ディセント弾劾
洞窟の中にこんな断崖が!



特に洞窟のヌルヌル感が非常にリアルで生々しい!





オマケに、ニール・マーシャル監督お得意の
とんでもなく痛そうなゴアシーンも健在。
さきほどの三つに加えて、「痛い」という
ポイントまでついちゃってますます不快感(良い意味での)がアップ




ディセント突き出た骨
足が折れた!





そして、後半からとんでもないものが主人公達を襲っちゃうんですねー
その正体は、コレ


ディセント地底人
その時カメラが見たものは!



この洞窟に昔から住んでる地底人さんなんですね。






この映画、この地底人が登場するシーンからは
結構評価が二分しているんですけど
僕は勿論肯定の立場にあります。
だって、ここからの展開が本当に凄いんですから





この地底人さん、とにかく動きがゴキブリ並にすばしっこい。
天井を這う姿はまさに「キモイ」の一言に尽きます。
しかも彼ら(”彼女”も含む)は大家族、
洞窟の奥からワラワラと出てきます。
勝手に住処へ侵入したことを怒っているのでしょうか。
なるほど、彼らに一理あります。




だからといって、主人公達も「はいそうですか」とか言って
おとなしく彼らの蛋白源になるわけにはいきません。





主人公達を「台風が来てるにも関わらず、
川原でバーベキューをしようとする困ったファミリー」
のような理由でこの洞窟へ連れて来た張本人ジュノが責任を感じ、
地底人さん達と真っ向勝負!
地底人さんを片っ端から虐殺していきます。







しかしこれがまずかった。
なにせ洞窟の中は真っ暗、
しかも地底人の襲撃でパニック状態になっていたものですから
ついうっかり後ろから声をかけてきたお仲間を
ピッケルで殺害してしまいました。



ディセント同士討ち
やってしまった・・・







ここから地底人と洞窟以外の新たな脅威が出現します。

この手のホラー映画にはお馴染みの「味方同士の疑心暗鬼」です。


そもそも他の仲間達はこんなところに自分達を騙して、
挙句の果てにとんでもない目に合わせた
ジュノに対して、当然の如く恨みを持ち始めています。

地底人がジュノの足音で彼女の方へ向かった時も
「自業自得よ」なんて言っちゃう始末。






それに加えて同士討ちの件が話しをややこしくし、
しまいには主人公の夫に関する重大な秘密まで発覚。
加えて死に行く仲間達の無残な姿を間の当たりにした主人公は何かが吹っきれてしまい・・・・。



20070917232211.jpg
頭の中で何かが切れた・・・






息詰まる洞窟の不快感、これでもかというぐらいの血まみれ殺人ショー
そして醜い人間達の争い、その全てが詰まった優良サバイバルホラーです。





おまけ

この映画に出てくる地底人さんは、どうもこの人達がモデルのようで・・・

ttp://www.nazoo.org/marderer/sawney.htm

かなり昔の話なので、いささかの誇張表現はあると思いますが
ホラー映画顔負けですね・・・。





ストーリー ★★★★
スリル   ★★★★★
オバカ   ★★★
グロ    ★★★★★
女の友情の脆さ ★★★★








洞窟探検入門


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第二十一回映画レビュー「サタンクロース」





2005年 アメリカ

監督:デヴィッド・スタインマン 
出演者:ビル・ゴールドバーグ ダグラス・スミス 


【あらすじ】
サンタクロースは良い子の味方ではなかった!
実はクリスマスの夜に残虐の限りを尽くす悪魔だったのだ!

かって天使との勝負に負けたサンタはその後千年間
暴れまわることを禁じられた。

そして千年後、サンタはこれまで溜めていた鬱憤を晴らすべく
小さな田舎町ヘルタウンで殺戮を繰り広げる。




ストーリー

実は悪魔だったサンタクロースが大暴れ!






終わり!



はい、本当にそれだけです。
もうパッケージ観た瞬間にお馬鹿ホラーの匂いがプンプンしますよね。


でもね、僕はこういう作品大好きです。


だって、絵本なんかじゃいっつも笑顔を浮かべて
子供達にプレゼントを渡しながら頭をなでてるサンタさんが

サンタ良いサンタ
良い子のサンタさん

こんなムサい面になっちゃうんですから

サタン襲撃
悪いサンタさん


こんなムサいサンタさんを演じるのは元WWEのプロレスラー、
ビル・ゴールドバーグ


その鍛え上げられた肉体を駆使し、
これまでにない新たなサンタクロース像を作るのに一役買っています。


サタンバックブリーカー
普通のサンタにはこんなことできないぞ!


サタンご満悦
サンタさんも女の子が大好きです


サタントナカイ
サンタさんもパワフルならトナカイ君もパワフル!
車だってなぎ倒すぞ!




とにかくマッチョなサンタさんが暴れまわるだけの77分(短い?)
妙な期待なんか一切持たず、半額セールの時にでもご覧くださいね。
(情けない主人公と強気な女の子の恋愛もちょっぴりあるよ)






サタンバトルスタイル
バトルスタイルなサンタさん






ストーリー ★
スリル   ★★
おバカ   ★★★★
グロ    ★★
サンタさんの体格のよさ ★★★★





サンタクロースの忙しい日




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第二十回映画レビュー「ファウスト」

ヤン・シュヴァンクマイエル ファウスト ヤン・シュヴァンクマイエル ファウスト
ヤン・シュヴァンクマイエル (2005/02/23)
コロムビアミュージックエンタテインメント
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【あらすじ】
道端で地図を受け取ったとある男。
まるで誘われるかのようにその場所へ向かうと、
彼は「ファウスト」の登場人物ファウスト博士となり、
何者かに操られるようにして悪魔メフィストフィレスを
呼び出し、悪魔の契約を交わしてしまった。




チェコの鬼才、ヤン・シュヴァンクマイエルの第二回長編作品。




得体の知れない何者かによって、
奇妙な世界に引きずり込まれてしまう男の物語です。

この作品を理解するためには、
日常のちょっとした体験に照らし合わせて観ることが重要です。





例えば、机に座って何時間も仕事をしたつもりなのに、
時計を見ると30分しか経っていなかった、とか
またあるいは、普段の自分なら絶対しないようなミスを
連続で犯してしまった、とか

こういうようなことは「単なる偶然」や「自分の意識の問題」で
済ませることもできるのですが、
一度はこういった考えをしたことはありませんか?




「見えない誰かが意地悪して時間を戻したんだ」
「見えない誰かが手を引っ張ってミスさせたんだ」





勿論こういった考えでは現実においては馬鹿馬鹿しいものなのですが、
この映画はその「見えない誰か」が実際にいて、彼らの戯れに翻弄させられる男の映画なのです。



ファウストメフィスト召還
メフィストフィレスを召喚する主人公





もっと極端に言えば虫カゴの中の虫を描いた映画と観て頂いても構いません



そして、男が引きずり込まれてしまった世界、
これがまた奇妙な世界なんですね。




そこはまるでどこかの劇場の舞台のようで、
観客席にはちゃんと観客がいるんですけど、
一体どこから集まってきたのかは全く不明。

しかも、どうもその観客席の外にも世界は広がっているらしく
野原のような場所に出ることもしばしば



ファウスト舞台の主人公
舞台に立たされる主人公



ファウスト観客
謎の観客




しかも、主人公、観客とごく一部を除く
ほぼ全ての登場人物がなんと等身大のマリオネット。
それが一人でに喋るんです。



ファウスト舞台
喋る人形達




主人公の召使や道化師(このキャラが非常に面白い)はともかく、
悪魔の長ルシファーやそれを阻止する天使までもが人形です。

なぜか彼らが登場する時は、どこからともなく首が転がってきて
舞台袖にある胴体と合体してから登場します。
やっぱり特別な存在ですから、普通の出方じゃ駄目なんでしょうかね



ファウスト天使首
天使ゴロゴロ



ファウスト悪魔首
悪魔ゴロゴロ


彼らは造型のせいもあってかなり不気味なのですが、
その行動はユーモラスで憎めなかったりします。

しかし、彼らがいる上の方を見てみると、
何者かの手が彼らを糸で操作してるんです。
この奇妙な世界を支配する者の手でしょうか
神である彼らもまた、何者かに操られているのです。



ファウスト手
何者!?


やがて主人公も彼らの糸にかかってしまい、
操り人形のようになっていきます。
というより、なぜか自分そっくりの木のお面を被って人形になりきります。

この世界に順応したということなのでしょうかね。



ファウスト天使軍団
人形化した主人公と天使達


そんな感じで男は怪しい世界に
引き込まれながらも、だんだんと馴染んで行くのですが
やがて運命の時が。



メフィストとの契約に従い、
魂を売り渡さなければならない時が来たのです。
男は用心棒を雇い、悪魔達からなんとか逃げ出そうとしますが・・・



ファウストルシファー軍団
迫るルシファー軍団




独特なストーリーだけでなく、
シュヴァンクマイエルお得意のアニメーションや、
奇怪な演出も見ものです。



ファウスト赤ん坊
生きているかのような粘土の赤ん坊






この作品、一連のシュヴァンクマイエル作品の中では
比較的レンタルビデオ屋で取り扱われていることが多いので、
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。




ストーリー ★★★★
スリル   ★★★
おバカ   ★★★
グロ    ★★★
人形の気持ち悪さ ★★★★ 








シュヴァンクマイエルの世界


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2007年上半期とちょっとに観た映画まとめ

【あらすじ】
今年の夏もそろそろ終わりということで、
2007年一月から八月にかけて映画館で観た映画を
ちょっとまとめてみました。


一月 「硫黄島からの手紙」

二月 なし

三月 「パフューム(四月だったかも?)」 「叫」

四月 「サンシャイン2057」

五月 「バベル」 「ロッキー・ザ・ファイナル」

六月 「大日本人」「ゾディアック」
 
七月 「インランド・エンパイア」「選挙」

八月 「トランスフォーマー」「グラインドハウス(特別上映ver)」


時期に関しては記憶が曖昧なので間違ってるかも
あんまり映画を観てないなと実感。


【“2007年上半期とちょっとに観た映画まとめ”の続きを読む】

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第十九回映画レビュー「デッドフライト」

デッド・フライト デッド・フライト
デヴィッド・チザム、クリステン・ケール 他 (2007/03/21)
ジェネオン エンタテインメント
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【あらすじ】
パリ行きのとある旅客機にて、
死んだ人間を凶人として蘇生させる効果を持つウイルスの
感染者が入れられたコンテナが極秘に輸送されていた。
だが、突如発生した乱気流によってコンテナが崩れてしまう。
気が動転した警備員は感染者を射殺するが、
ゾンビと化した感染者に食い殺されてしまう。
やがてゾンビは客室に侵入し、機内は大パニックとなる。

詐欺師のフランク・リーを護送中のバロウズ刑事や
運輸保安局員のジャド保安官らはゾンビ相手に必死の抵抗を試みるが・・・





内容は単純明快、旅客機内に突如ゾンビが
あらわれて大パニックになるというお話。
「スネーク・フライト」のゾンビ版ですね。



でもこれが意外と面白いんですよ。




前半30分は登場人物の紹介やらなんやらで緊迫感に欠けるのですが、
中盤、ゾンビが出現してからは一気にハラハラドキドキスプラッターパニックへ大変身!





登場するゾンビは古典的なノロノロ歩くゾンビではなく、
「ドーン・オブ・ザ・デッド」などに見られる
すばしっこくてパワフルなゾンビ。





とにかくこのゾンビたちが非常にパワフル。
狭い旅客機の中を縦横無尽に(排気ダクトの中まで)駆け巡ります。
床を突き破って犠牲者をひきずりこんだり、挙句の果てには大ジャンプまでする始末。






なんかこの映画のノリって、ある映画に似てるんですよね。
笑えるゾンビの撃退方法とか、キャラの立っているゾンビとか・・・・・。
この、「怖いけど笑ってしまう」のノリが・・・。






この映画の原題は「PLANE DEAD」
そう、P・ジャクソンの名作ゾンビ映画「ブレインデッド」
と「スネークフライト」のパロディ・・・、なんでしょうかね(笑)






ブレインデッドみたいに血糊でルームランナーしたり、
芝刈り機で大虐殺を繰り広げたりはしませんが、
最後の方でブレインデッドのファンの方なら
「おっ!」っと思ってしまうようなシーンがあります。
私は飲んでいたお茶を噴出しそうになりましたけど




まあ、低予算の割にはそこそこ面白いB級ゾンビ映画だと思って、
あまり力を入れずにご覧ください





ストーリー ★★
スリル   ★★★
おバカ   ★★★★
グロ    ★★★
ゾンビのパワフルさ ★★★★







この方法で生きのびろ! シリーズ




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